テレビ朝日系教養番組『池上彰のニュースそうだったのか!! 南海トラフ地震について知る 2HSP』がきょう7日(19:54~)に放送される。

  • 『池上彰のニュースそうだったのか!! 南海トラフ地震について知る 2HSP』より=テレビ朝日提供

■南海トラフの発生確率で意見が割れている?

今回は先月に発生した宮崎県日向灘を震源とする地震の際に、臨時情報が出されたことで関心が高まっている「南海トラフ地震」を特集。実は、日本では震度1以上の地震が年間約2,000回も発生しており、世界で起きるマグニチュード6以上の地震の1~2割は日本周辺で発生していることから、地震大国と呼ばれている。そんな中、今最も心配されているのが南海トラフ地震だが、そもそも「トラフ」とは何なのか。日本には4つのプレートの境目があることから、トラフや海溝が多く、地震が多いそうだが、一体どういうメカニズムで地震が発生するのか、池上彰が詳しく解説していく。

また南海トラフでは、今後30年以内にマグニチュード8~9クラスの巨大地震が発生する確率が70~80%と言われている一方、専門家の中ではこの確率が高すぎるという意見も出ているそう。その背景には、南海トラフ地震だけ確率の計算方法が違うことが原因なのだが、一体なぜなのか。そして南海トラフ地震の臨時情報が、先月に起きた宮城県沖の日向灘地震の際に初めて発表され、大きな話題となった。この臨時情報は、東日本大震災を予想できなかったことなどをきっかけに2019年から国が運用を開始したのだが、どのような基準で発表されるのか。また、その際に臨時情報は1週間で解除されたが、なぜ「1週間」と限定されているのか。意外と知らない臨時情報について紹介する。ちなみに、臨時情報が出された場合は、普段より巨大地震が起きやすい状態ともいえるが、一体どれくらい地震の発生確率が上がるのか、驚きの事実にスタジオは騒然!?

■南海トラフ地震が起きた際の被害予測とは

南海トラフ地震で最も気になるのが、実際に起きたらどうなるのかということ。もし想定される最大規模の地震がおきた場合、地震の大きさを示すマグニチュードは、なんと東日本大震災以上になるそう。また、南海トラフ地震の発生にともない、北は茨城県から南は沖縄県までを津波が襲うと想定されているが、その津波の大きさや到達時間、浸水地域、南海トラフ地震の被害規模など、現在出されている予測を詳しく解説する。他にも南海トラフ地震に向けて現在行われている対策の取り組みや、南海トラフ地震の他に国が想定している巨大地震の種類やその発生確率などにも迫る。その中でも、南海トラフ地震とともに「そろそろくるのでは」と言われているのが「首都直下地震」。勘違いしている人が多いと言われている首都直下地震の震源地や、地震規模、被害予想のほか、首都直下地震が起きた際に一番気を付けるべきことを紹介。池上は、「日本中、どこで地震が起きるかわからないので、日頃から備えが大切」と語る。

【編集部MEMO】
最近大きな話題となっているニュースから、今さら「知らない」とは恥ずかしくて言えないニュースまで、池上彰が基礎からわかりやすく解説する『池上彰のニュースそうだったのか!!』。ニュース解説を池上彰、進行を宇賀なつみアナウンサーが担当し、今回はゲストに磯野貴理子、ケンドーコバヤシ、タイムマシーン3号、カズレーザー(メイプル超合金)、山之内すずを迎える。