ノートンライフロックは9月3日、「旅行とサイバー犯罪に関する実態調査」の結果を発表した。同調査は3月6日~24日、日本を含む13カ国(※)13,107人(日本人1,003人)の消費者を対象に、オンラインで実施した。

  • 旅行とサイバー犯罪に関する実態調査(イメージ)

世界各国の旅行とオンライン詐欺の実態について調べると、旅行中にオンライン詐欺被害にあった人は1位が「インド」(24%)、2位が「メキシコ」(15%)、3位が「コロンビア」(14%)だった。日本はわずか3%で、年齢別での被害率では、25歳から34歳が10%と最も多いことがわかった。

世界各国の旅行中におけるオンライン詐欺の平均被害金額を見ると、1位は「ブラジル」(約53万円)、2位は「ドイツ」(約24万円)、3位は「日本」(約16万円)だった。

旅行の計画においてChatGPTのようなAIを活用したことがあるか尋ねると、18%が「活用する」と回答した。年齢別で比べると、25歳から34歳は33%、18歳から24歳は26%と、若年層ではAIを活用する人が高い傾向が見られた。

日本のマッチングアプリ利用者に、これまでマッチングアプリを利用したサイバー犯罪のターゲットになったことがあるか聞くと、約5人に1人の利用者が「ある」と回答した。「ターゲットになったことがある」と回答した人のうち、約92%が実際にマッチングアプリを利用したサイバー犯罪の被害に遭っていることがわかった。

直近でマッチングアプリを使用したことがある人のうち、83%が旅行中や休暇中も使用したことがあると回答した。年齢別で比較すると35歳から44歳が93%と利用率が高くなっている。

※調査対象国:イギリス、アメリカ、フランス、イタリア、ドイツ、チェコ、オーストラリア、日本、インド、ブラジル、コロンビア、メキシコ、ニュージーランド