元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が3日、YouTubeチャンネル『高木 豊 Takagi Yutaka』で公開された動画「【監督総評】“本当に我慢している監督!!”下位チームの監督は進退次第で変わる! 8月のプロ野球監督総評について語ります!【プロ野球】」に出演。DeNAの三浦大輔監督について語った。

三浦大輔監督

三浦大輔監督の変化に持論

8月27日の阪神戦にて、3点リードの7回に登板したウィック。しかし、制球が定まらずに、2連続四球ののち、続く中野拓夢に左前打を浴びて無死満塁のピンチを招くと、三浦監督がボールを持ってマウンドへ。これにウィックが「ノー!」と不満をあらわにすると、三浦監督も「チェンジ!」と感情を爆発させた。

そんなこともあってか、今回の月間監督総評の企画にて、三浦監督を「休火山が爆発した」「急に活動を始めた。そんな感じがするな」と評した高木氏。森藤恵美が「ここからラストまで活火山でいく感じですかね? もう一回戻る?」と尋ねると、「戻っちゃダメだと思うな」と即答し、「クライマックスも狙ってるだろうし、諦めてないと思うから、噴火した状態で、マグマが出切るまで頑張ってほしいと思う」と自身の考えを明かした。

さらに、高木氏は「コーチに気合を入れるとかさ。ミーティングで選手を鼓舞する発言ができるかどうかとか、いろんなことが俺は大事だと思う。これから、監督の振る舞いというのは」と持論を展開した。

もっとも、森藤が「ただその噴火が、チーム状態をひとつにするか……」と話すと、高木氏は話を引き継ぎながら、「か、バラバラにするかだな」「マグマが亀裂を起こして、『そっち行けよ!』みたいになるかも分からない」と指摘していた。

【編集部MEMO】
横浜大洋ホエールズ、横浜ベイスターズ、日本ハムファイターズなどで活躍した高木豊氏。1985年、当時の監督である近藤貞雄さんの発案で、加藤博一さん、屋鋪要氏、高木氏というチームの俊足打者が1番、2番、3番と並ぶ「スーパーカートリオ」を結成したことでも知られる。現役引退後は、アテネオリンピック日本代表内野守備・走塁コーチや横浜DeNAベイスターズのヘッドコーチなどを務めた。YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』では、野球界ニュースの解説やゲストを招いた対談動画が公開されており、ダルビッシュ有がゲストとして登場した動画「【遂に登場!!】ダルビッシュ有が見た『大谷翔平』と『佐々木朗希』の可能性とダルビッシュの“人間力”」は300万回を超える再生数を記録している。