JR東海は4日、高山本線全線開通90周年キャンペーンの一環で、HC85系による「ぎふ旅×ひだ号」「高山本線全線開通90周年記念号」を運行すると発表した。

  • 特急「ひだ」に使用されるHC85系

岐阜県とのタイアップで装飾「ぎふ旅×ひだ号」出発式も開催

「ぎふ旅×ひだ号」は、HC85系の4両編成と2両編成、各1編成を岐阜県とタイアップして装飾した列車。岐阜の魅力を堪能しながら岐阜の旅を楽しんでもらいたいとの思いを込め、高山本線沿線の高校生がデザインしたヘッドマークやポスター、岐阜県制作のポスターを掲出する。

10月26日に「ぎふ旅×ひだ号」として最初に運転する「ひだ4号」の出発式を高山駅改札内コンコースとホームで実施。高山本線沿線の関係者を招くほか、「ぎふ旅×ひだ号」のヘッドマーク等のデザインに携わった高校生、HC85系の車内メロディーを担当した音楽デュオ「スギテツ」などが参加する予定となっている。

特急「高山本線全線開通90周年記念号」太多線・中央本線も経由

特急「高山本線全線開通90周年記念号」は、メモリアルツアー参加者限定で乗車できる記念列車。9月6日12時にジェイアール東海ツアーズから販売開始される。10月25~26日にかけて、名古屋~高山間で上下各1本を運行。JR東海の運転士がデザインしたヘッドマークを掲出する。

10月25日は、名古屋駅を8時53分に発車し、美濃太田車両区を経由して15時8分に高山駅着。美濃太田車両区で列車に乗車したまま洗浄線を通過する。途中の下呂駅にも停車し、地域の関係者によるおもてなしが行われる。10月26日は、高山駅を12時15分に発車し、太多線・中央本線経由で17時20分に名古屋駅着。途中の下呂駅にも停車し、地域の関係者によるおもてなしが行われる。行程中、高山本線をかつて走行した車両の備品などが当たる抽選会も行う。