金子大地「“うわぁ、キツ…”って思いながら毎回現場に行ってました」大河ドラマ初出演作の「鎌倉殿の13人」を振り返る
山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。9月2日(月)の放送は、ゲストに俳優の金子大地(かねこ・だいち)さんを迎え、金子さんが出演した「鎌倉殿の13人」の裏話や9月6日(金)公開の映画「ナミビアの砂漠」について伺いました。

(左から)金子大地さん、パーソナリティの山崎怜奈

◆ドラマ「鎌倉殿の13人」源頼家役を熱演

金子さんは2015年に俳優デビューを果たすと、2021年に映画「猿楽町で会いましょう」で初主演。その後、ドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)シリーズをはじめ、映画「Winny」や「52ヘルツのクジラたち」など、数々の話題作に出演されています。

そのなかでも、れなちが特に印象に残っている金子さんの出演作として、鎌倉幕府2代将軍・源頼家役を熱演した2022年放送のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を挙げ、「さみしさ、不安感を持ちながらも気性は荒い……あの役は相当大変だったのではないですか?」と尋ねると、金子さんは「本当に大変でした。何より初大河でしたし、あの俳優陣のなかであの役をやるということで、“うわぁ、キツ……”って思いながら毎回現場に行ってました」と明かします。

また、「鎌倉殿の13人」の脚本を手がけた三谷幸喜さんと一度だけ話をしたそうで、「(三谷さんから)“一度顔を合わせて話したい”ということで、2人で話をしたんですけど……緊張であまり覚えていなくて(笑)。でも“三谷さんってすごく優しそうな目をしているな”ということだけは覚えています」と振り返ります。

◆「改めて彼女のすごさを知りました」

そんな金子さんは、9月6日(金)公開の映画「ナミビアの砂漠」に出演。本作の主人公・カナを演じる河合優実さんとは、2021年公開の映画「サマーフィルムにのって」以来の共演だったそうですが、「『サマーフィルムにのって』では、あまり一緒にお芝居をすることはなかったんですけど、今回は恋人(ハヤシ)役だったので、一緒にガッツリお芝居ができて、そこで改めて彼女のすごさを知りました。『サマーフィルムにのって』のときから“しっかりしているな”って思っていたんですけど(久々に会ったら)より芯の強い女性になられていて、(撮影期間は)ずっと引っ張ってもらっていました」と回顧。

また、カナの元彼・ホンダ役を演じる寛一郎さんと金子さんは同い年だそうで、「寛一郎のああいう役を初めて見たんですけど、すごく面白かったです。台本を読んだときのホンダを超えていました!」と絶賛。

その一方で「寛一郎は20代前半から共演していて、すごく仲が良くて……彼はきっと何も思っていないと思うんですけど、僕だけ一方的にリスペクトしていて“打倒・寛一郎”と思っているんですけど、(今作のホンダには)“やられた!”ってめちゃめちゃ思いましたし、作品としてはいいことなんですけど、正直悔しかったですね。“もっと俺も頑張らなきゃ”と改めて思いました」とライバル心を燃やします。

◆人生で一度は言ってみたいセリフ

最後に、この日の番組メッセージテーマ“人生で一度は言ってみたいセリフ”について伺うと「『生きるべきか、死ぬべきか』ですね」と即答する金子さん。

これはシェイクスピア作の戯曲「ハムレット」の一節ですが、「僕の初めての舞台がシェイクスピアの作品で、そのときに吉田鋼太郎さんに舞台の立ち方や声の出し方を教えていただき“舞台の扉”を開けてもらったんです。そのときに、鋼太郎さんが若い頃に演じていた『ハムレット』の映像を観て“なんてかっこいいんだ!”と思って。それから“いつか言ってみたいセリフ”になって、鋼太郎さんにも『いつか(僕の)ハムレットを観てもらいたいです!』って伝えました」と話していました。

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<番組概要>

番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。

放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55

パーソナリティ:山崎怜奈

番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/