JR西日本は3日、特急「こうのとり」の一部列車を福知山線谷川駅に臨時停車する実証実験を2025年2月28日まで延長すると発表した。

  • 福知山線経由で運転される特急「こうのとり」

通常、昼間時間帯に運転される「こうのとり」のほとんどの列車が谷川駅を通過しているが、朝および午後以降の一部列車が対向列車との待ち合わせのため、同駅で運転停車(乗降り不可)している。

谷川駅に臨時停車する実証実験は7月1日から始まっており、昼間時間帯の一部列車について、谷川駅停車時に乗降りできるよう取扱いを変更している。同駅で接続する加古川線から乗換え可能な特急列車を増やし、これをもとに加古川線西脇市~谷川間の利用増加について検証するとのこと。当初の予定では、実証実験の期間を9月30日までとしていたが、実施期間が大幅に延長される。

  • 「こうのとり」の一部列車を谷川駅に臨時停車する実証実験の期間を延長する

  • 上下計6本の「こうのとり」が臨時停車

実証実験として谷川駅に臨時停車する特急列車の本数と時刻はこれまで通り。福知山方面は「こうのとり3号」(谷川駅10時17分発)と「こうのとり17号」(谷川駅18時27分発)の2本。篠山口・三田・大阪方面は「こうのとり10号」(谷川駅10時17分発)、「こうのとり12号」(谷川駅11時17分発)、「こうのとり14号」(谷川駅13時16分発)、「こうのとり16号」(谷川駅14時16分発)の4本が対象となる。