女優の飯沼愛が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『南くんが恋人!?』(毎週火曜21:00~)第7話が、きょう3日に放送される。
■“男女逆転”で描かれる『南くんが恋人!?』
1987年に刊行された内田春菊氏の人気漫画『南くんの恋人』。テレビ朝日では、1994年に高橋由美子&武田真治、2004年には深田恭子&二宮和也と二度にわたって連続ドラマ化してきたが、今回は、1994年版でも脚本を担当した岡田惠和氏の脚本で、「男女逆転バージョン」として映像化することに。これまでの作品で15cmの手のひらサイズになってきたのは女の子=ちよみ(飯沼愛)だったが、今作では南くん(FANTASTICS八木勇征)が手のひらサイズになって、ちよみの前に現れる
■ちよみ&南くん、秘密を家族に明かすことを決意
今夜放送の第7話では、15cmの手のひらサイズになった理由を知った南くんとちよみの決意が描かれる。「俺はもう死んでるんだ」という南くんからの告白を受けたものの、現実を受け止められないちよみ。南くんの事故現場に出向き、「私も小さくなる! 南くんと同じになる!」と、トラックの前に飛び出してしまう。そうしている間にも、南くんに残された時間が刻一刻と減っていくことを悟る2人。たとえ15cmであっても、この世界にいられる間に会っておくべき人には会い、伝えておくべきことは伝えなくては――そう考えたちよみと南くんは、ついに家族に秘密を明かすことを決意する。強い決意を持って2人が訪れるのは、南くんの実家、つまり父・晴幸(沢村一樹)のもと。母・薫子(八木亜希子)の死をめぐり、長く関係がこじれ続けていた南くんと晴幸が、お酒を酌み交わしながら初めて打ち明け合う本音。父と息子の最後の晩酌シーンに注目だ。
そして、ちよみの家族のもとへも。すでに南くんの変化に気づいていた父・信太郎(武田真治)、薄々勘付いていた母・楓(木村佳乃)をはじめ、堀切家の面々は温かく15cmの南くんを迎え入れる。秘密を知った堀切家とチャコ(室井滋)は、夏の終わりを惜しむように、浜辺で花火をすることに。また、第7話でもカラオケシーンが登場。ちよみが「夏色」を熱唱する。
【編集部MEMO】第7話あらすじ
「俺はもうすぐいなくなるんだよ、ちよみの前から」「俺はもう死んでるんだ」――南くん(八木勇征)から衝撃的な告白を受けた堀切ちよみ(飯沼愛)だったが、あまりにつらすぎる内容に、現実を受け止めることができずにいた。学校でも、手芸部でも、この先のことを考えてしまい、心ここにあらずなちよみ。ついには南くんの事故現場に出向き、「私も小さくなる! 南くんと同じになる!」と、トラックの前に飛び出す。その頃、堀切家では様子のおかしい楓(木村佳乃)を百合子(加賀まりこ)と信太郎(武田真治)が心配そうに見守っていた。「昨晩、ちよみと南くんが話している声を聞いた」と話す楓に、信太郎もついに15cmの南くんを目撃していたことを打ち明ける。ちよみと南くん、2人だけで秘密を抱えていた事に胸を痛める大人たち。しかし「2人が秘密にしていたいのなら……」と、2人が自ら告白してくれるのを待ちながら、気づかないふりを続けることを約束する。誰もいない場所でゆっくり話せるように、とカラオケルームにやってきたちよみと南くん。南くんは母の薫子(八木亜希子)がいつか言ったのと同じように、「こんな時間をちよみと過ごせるんだから、俺は幸せだ」と、必死にちよみに語りかける。それでも「ちよみのことが心配」と優しい笑顔を見せる南くんに、涙が止まらないちよみ。そんなちよみに、南くんはあるお願いをする。そして2人は連れ立って南くんの実家、つまり父・晴幸(沢村一樹)のもとを訪れる。薫子のことで長年にわたってこじれていた父との関係に終止符を打つため、南くんは晴幸に“とある方法”で想いを伝えるが……!?