褒めあい対決では“反則負け”や“流派違い”も

続いては「褒めあい一刀流剣術稽古会」のコーナーへ。1対1で木刀を持って向かい合い、振り下ろすタイミングで相手を褒め、笑ったり口元がゆるんだ者が負けというゲームだ。判定は永田が行い、最も真剣に取り組んだキャストには賞品が授与される。

1戦目は奥VS藤岡。奥が振りかぶった瞬間リップが落ち、永田に塗ってもらうというハプニングがありながらも、「刀さばきがキレイ」「スタイルが良くて大変うらやましい」(奥)、「髪が短いのもかわいい」「おっきゅんって響きがいい」など互いに褒めあい、奥が勝利する。2戦目は庄司VS杢代。庄司は「本編で3回しか笑ってないから」と自信満々だが、杢代は「浩平くんはツボだから笑っちゃう」と不安げ。庄司が斎藤の構えを見せると、杢代も震えながら刀を持ち新之丞になりきる。そこへ「新之丞さま!」と南無之介が駆け寄って「あぶねぇだろ!」と声を荒げ、思いもよらず生芝居が披露されることに。杢代は「浩平くんがスタッフさんの名前を全部覚えてるの、素敵だと思います」と真面目に褒めるが、庄司は杢代を笑わせようと、2度「チュッ」と音を立ててキス顔をしてみせ、反則負けとなった。

3戦目は羽谷VS高野。その堂々たる佇まいに、「褒めあい一刀流剣術やってた?」と振られた高野が「はい! 流派は違うのですが!」とボケを重ねると、永田は「こいつ面白い!」と爆笑。「カバン忘れるところ、お茶目でかわいい」「目元のホクロがかわいい」(羽谷)、「とてもストイック」「筋肉がすごい」(高野)、と褒めあい、勝者は羽谷に。永田に「もう少し、細かいところを褒めると良かったかも」と指摘されると、高野は「シンプルなほうが伸びると言われて生きてきたので」と、流派の違いに肩を落としていた。

最後は上野VS前田&柊太朗というイレギュラーな対決に。「私服オシャレ」と前田が褒めると、柊太朗が「確かに!」と扇子を開いて援護する。「朝、おはようって声がかわいい」(上野→前田)、「意外と瞳キレイ」(柊太朗→上野)、「首にかけてる飾りの衣装が似合うのは君しかいない」(上野→柊太朗)とここまで言い合った、前田チームが次の答えに詰まり、ほかのキャストと相談し始める。「芹沢さんのモノマネがうまい」と絞り出したものの、永田は「相談しないと褒めるところが出ないのは可哀想すぎるから、凱の勝ち!」とジャッジ。

総合優勝を決める際、奥はぶりっ子ポーズで永田にアピールするが、「媚びない真剣さが良かった」と杢代がナンバーワンに。叙々苑の食事券1万円分が渡され、杢代は「めっちゃうれしい!」と大喜び。「俺は最初からチャンスがなかった……」と羨ましそうな永田だったが、「頑張ってくれたので、一緒にごはんでも行きますか?」と杢代に誘われると、「ちゅきー!」とうれしそうに叫んだ。

第一期のOP曲・ED曲披露に客席は大興奮

最速でラスト2話の予告ダイジェストが公開されたあとは、第一期のオープニング曲「炎」を披露。客席に降りてファンサービスしたり、映像同様の姿を見せたり、キャスト同士がイチャイチャしたりといったパフォーマンスで、会場を熱狂の渦に巻き込んだ。

イベントの感想を聞かれると、「本当に盛りだくさんでしたね。このドラマを2クールやれてうれしかったし、イベントもとても楽しかった」(高野)、「男子校みたいにわちゃわちゃしたこの座組が大好き。戻って来られてうれしい」(永田)、「皆の近くに行けて、皆そろってイベントができて幸せでした」(藤岡)、「うちわが発売されるくらい素晴らしいキャスト。俺も頑張ります」(上野)、「本日来られなかった方も、その行動は英断です。皆でこの作品を最後まで見届けられたら」(庄司)「こんなにもこの作品が愛されてると感じられてありがたい。いろんなものが詰まった残り2話になっています」(柊太朗)「君ゆきが始まってから、毎日SNSで感想を見られてうれしかったけど、今日直接会えて本当にうれしい。こちらこそありがとうの気持ち」(羽谷)、「皆さんを間近で見られて幸せだったので、今日の夜は焼肉を食べたいと思います」(杢代)、「また丘十郎として戻ってこられてうれしい! 今坊主なので髪が生えて懐かしい気持ちです(笑)。皆が己の道を決めていく素晴らしいラスト、応援をお願いします」(奥)、「この衣装を着て皆さんに会えるのが楽しみでした。幕が上がると皆の笑顔がたくさんあって、慣れない京都の撮影は大変だったけど、皆さんの応援のおかげで頑張れたんだなと。魂をこめて作った作品を、最後までよろしくお願いします」(前田)とそれぞれが思いの丈を語った。そして三浦も参加し、客席との記念撮影で幕を閉じた。

なりやまない拍手に応えてのアンコールでは、第一期のエンディング曲「夢HANABI」をパフォーマンス。前田と高野は2階席にも駆けつける。最後は皆そろってキュートな振り付けを披露し、会場はこの日一番の盛り上がりに。最後は、前田と奥が手をつないで笑顔を見せ、W主演を務めた2人へ、大きな拍手が送られた。『君とゆきて咲く』は残すところあと2話、それぞれが心に掲げる“誠”が切なく入り乱れる展開が描かれている。他に類を見ないニュースタイルの“シン・時代劇”を、力を合わせて作り上げたキャストたち。一同の“誠の絆”を感じられるファンミーティングとなったのではないだろうか。

『君とゆきて咲く~夏の宴~』は、31日(15:00/19:00)、9月1日(13:00/17:00)の4公演を開催。会場チケットは完売しており、現在、配信チケットがチケットぴあ/PIA LIVE STREAMにて3,300円で発売中(1週間のアーカイブあり)。配信限定特典「かたじけない動画」では、本番直後のキャストを生配信で突撃インタビューし、本番を終えた感想や、生配信を見た視聴者へ感謝を伝えるメッセージを届ける(※出演キャストは日替わり)。配信チケット販売期間は、31日分が9月7日(20:59)まで、9月1日分が9月8日(20:59)まで。