女優の仁村紗和が主演を務める、テレビ東京のドラマ『SHUT UP』が、「アジアコンテンツアワード&グローバルOTTアワード2024」3部門にノミネートされたことが30日、明らかになった。

  • 『SHUT UP』

同作は同局にて2023年12月から2024年1月にかけてドラマプレミア23枠で放送された、クライムサスペンスドラマ。学費も生活費も自分で稼ぐ貧しい状況で身を寄せ合う女子苦学生たちが、仲間の予期せぬ妊娠をきっかけに、まともに取り合おうとしない相手の男子学生への復讐を企て、やがて周囲を巻き込みながら、ある一夜の真実・性暴力事件を知ることとなる。主人公・由希役を仁村、ともに暮らす友人たちを莉子、片山友希、渡邉美穂が演じ、彼女たちが紡ぐ友情、若者の貧困、性暴力、性的同意などが描かれるストーリー、作品性が話題となった。

今回同作は、16の国と地域から201作品が集まった「アジアコンテンツアワード&グローバルOTTアワード2024」にてベストアジアコンテンツ部門にノミネートされたほか、最優秀作家賞に脚本の山西竜矢氏、最優秀新人賞に仁村紗和がそれぞれノミネートされた。10月6日韓国・釜山にて授賞式が行われ、受賞するかどうかが決まる。

本間かなみプロデューサー(テレビ東京 ドラマ室) コメント

まだノミネート段階ではありますが、過去の受賞作品を見たら錚々たる作品や方々ばかりで、びっくりしました。
誰か一人の居場所になれたら、と思って作っていた作品がこうしてノミネートされただけで、とっても光栄です。
さらに、主演・仁村さんも脚本家・山西さんもそれぞれノミネートされたこと、とっても嬉しいです。
キャストの皆さんが、日々作品と誠実に向き合ってくださったこと、児山監督を始めとするスタッフの皆さんが、懸命に尽力してくださったことが実を結んだものだと思います。とても励みになりました。

【編集部MEMO】
ドラマ『SHUT UP』あらすじ
学費も生活費も自分で稼ぐ苦学生・由希(仁村紗和)は、同じ境遇である恵(莉子)・しおり(片山友希)・紗奈(渡邉美穂)と共に寮で身を寄せ合いながら「貧しさを諦めたくない」と日々思いながら過ごしていた。そんなある日、1人の妊娠が発覚。しかし相手の男性は相談に乗らないどころか、馬鹿にするだけで向き合ってさえくれなかった。非力だと見下された悔しさと虚しさ…。どうにもならない現実に、彼女たちは自分たちなりのやり方で立ち向かうことを決意する。たとえそれが間違ったやり方だとしても。しかし、その復讐はやがて周囲の人々も巻き込んで思わぬ方向に進んでいき…。ある一夜の真実、そして性暴力事件を知ることになる。

(C)「SHUT UP」製作委員会