マイナビは、「マイナビ 2025年卒 学生就職モニター調査 7月の活動状況」の結果を8月28日に発表した。同調査は2024年7月25日~7月31日の期間、2025年3月卒業予定の全国の大学生・大学院生1,398人を対象にインターネットを用いて行われた。
この人が人事担当だったら、その会社に入社したいと思う男性有名人、女性有名人、架空のキャラクターをそれぞれ聞いた。男性部門は櫻井翔さん(調査開始以来6年連続1位)、女性部門は日本テレビアナウンサーの水卜麻美さん(4年連続1位)、キャラクター部門はドラえもん(調査開始以来6年連続1位)が1位となり、例年と変わらず大きな支持を集めた。
25年卒の学生に周りで流行った「就活用語」について調査したところ、「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」が最多で、2年連続で1位となった。
また2位の「NNT(無い内定の略。内(々)定が無いことを「内々定」にかけている)」、3位の「お祈り(選考で落ちること)」、4位の「ES(エントリーシート)」についても前年から変わらず同じ順位となった。5位は「サイレント(選考結果の連絡がこないこと)」で、前年の6位から1つ順位を上げたが、上位はほとんど変動しなかった。
新たにTOP10に入ったのは8位(同率)の「インターン」「オヤカク(親に入社意思を確認すること)」「早期選考(3月1日以前に実施される選考など通常選考に先駆けて行われる選考)」となった。三省合意によって25年卒から「インターンシップ」の定義が改正されたことや、内定辞退対策を目的とした企業の「オヤカク」の動きが増えたことから報道も多く、学生の中でも話題になったと同社は考える。
就職活動に影響したニュースワードについて60個の選択肢から選んでもらったところ、前年に引き続き、最も多く選ばれたのは「初任給アップ(27.6%)」だった。2位は4年連続で「テレワーク、リモートワーク、在宅勤務(19.3%)」、3位は2年連続で「働き方改革(18.4%)」となった。
AIに関する項目は4位の「ChatGPT・対話型AI(14.8%)」は前年9位から、5位の「人工知能・AI(14.4%)」は前年6位から、それぞれ順位を上げた。