JR東日本長野支社は、9月21・23日に長野総合訓練センター内で「けん引機(元クモヤ143-52)と訓練車(元209系)を使用した運転体験」イベントを開催すると発表した。貴重な2車種を運転できる機会となる。

  • 「元クモヤ143-52」(JR東日本長野支社提供)

「けん引機(元クモヤ143-52)」は荷物電車クモニ143系から2両だけ改造された車両で、1両が廃車されたため、現存する最後の1両に。「訓練車(元209系)」は京浜東北線で活躍した後、改造された車両だという。

イベントでは、「けん引機(元クモヤ143-52)」と「訓練車(元209系)」に乗車し、総合訓練センター敷地内で片道約260mの運転体験を行う。運転する際、運転士が隣で運転方法を教えるとのこと。「元クモヤ143-52」「元209系」の外観・車内も撮影できるほか、乗務員が日々の乗務前に実施しているアルコール検査の体験、「元209系」でドアの開閉操作・車内アナウンスといった車掌体験も行える。

  • 「元209系」(JR東日本長野支社提供)

9月21・23日の各日ともに午前の部(9時30分から12時まで)・午後の部(13時30分から16時まで)を開催。募集人員は4組8名(各回1組2名まで)。会場のJR東日本長野総合訓練センターは、長電バス平林線の荒屋バス停から徒歩5分の位置にあり、バス停から会場まで社員が案内を行う。参加申込みは8月26日14時から9月1日23時59分まで、「JRE MALLチケット」で受け付ける。参加費は1組10万円。1名での申込みも可能(金額は変更なし)とされている。