JR東日本は、秋の期間(2024年10~11月)に運転する臨時列車について発表した。「ひなび(陽旅)」を使用する新規設定の列車として、北上線へ乗り入れる「ひなび 錦秋湖」、花輪線へ乗り入れる「ひなび 八幡平」などが運転される。
「ひなび(陽旅)」は「リゾートあすなろ」として運転していたディーゼルハイブリッド車両(HB-E300系)のうち2両を改造し、北東北の新たな観光列車として2023年12月から運行開始。釜石線を走る「ひなび 釜石」(盛岡~釜石間)をはじめ、山田線を走る「ひなび 宮古」(盛岡~宮古間)、大湊線を走る「ひなび 下北」(八戸~大湊間)などで活躍している。
今秋は10月1・3・4・5・6・7・19・20・27日と11月9・10・11・22・23・24・25・29日に「ひなび 釜石」、10月12・13・14日と11月16・17日に「ひなび 下北」として運転するほか、10月26日に「ひなび 錦秋湖」、11月2・3日に「ひなび 平泉(中尊寺金色堂建立900年号)」、11月30日に「ひなび 八幡平」を新規設定した。いずれも全車指定席の快速列車として運転される。
「ひなび 錦秋湖」は、全線開業100周年を迎える北上線で、紅葉の錦秋湖の景色を楽しめる列車に。10月26日に北上~横手間で2往復(上下計4本)設定され、「ひなび 錦秋湖1号」は北上駅10時38分発・横手駅11時49分着、「ひなび 錦秋湖2号」は横手駅12時15分発・北上駅13時21分着、「ひなび 錦秋湖3号」は北上駅14時43分発・横手駅15時58分着、「ひなび 錦秋湖4号」は横手駅16時25分発・北上駅17時46分着で運転される。北上~横手間で途中のゆだ錦秋湖駅、ほっとゆだ駅に停車する。
「ひなび 平泉(中尊寺金色堂建立900年号)」は、建立900年を迎える秋の紅葉美しい中尊寺金色堂と、郷土芸能を堪能できる「秋の藤原まつり」に便利な列車として、11月2・3日に仙台駅9時10分発・平泉駅10時58分着、平泉駅15時0分発・仙台駅16時40分着の1日1往復(上下計2本)を運転。仙台~平泉間で途中の松島駅、小牛田駅、一ノ関駅に停車する。
花輪線に乗り入れる「ひなび 八幡平」は、秋深まる八幡平の景色をゆったりと楽しめる列車に。11月30日に盛岡駅9時4分発・大館駅12時12分着、大館駅14時48分発・盛岡駅17時30分着の1日1往復(上下計2本)運転され、盛岡~大館間で途中の大更駅、北森駅、安比高原駅、荒屋新町駅、湯瀬温泉駅、鹿角花輪駅、十和田南駅、大滝温泉駅に停車する。