フジテレビは22日、現在バラエティ番組『アンタッチャブルの早速行ってみた』(カンテレ制作)を放送する火曜21時枠をフジ制作の連ドラ枠に改編することを発表した。10月8日に反町隆史と杉野遥亮のW主演『オクラ』がスタートする。

  • 反町隆史(左)と杉野遥亮

今作は、反町演じる人情味あふれる昭和刑事・飛鷹千寿と、杉野演じるクールな令和刑事・不破利己令和刑事が、長期にわたって未解決となっている実質“オクラ(お蔵入り)”状態の事件に挑むドラマ。ジェネレーションギャップバディが、わずかな手がかりを頼りに風化寸前となっていた事件の真相に迫っていく。

『電車男』(05年、フジテレビ系)、『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』(07年、フジテレビ系)、『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(19年、日本テレビ系)などを手がけた武藤将吾氏脚本の完全オリジナルストーリーだ。

反町は、『ワンダフルライフ』(04年)以来約20年ぶりのフジ制作連ドラ主演。杉野は『マウンテンドクター』(カンテレ制作)から2クール連続のフジ系連ドラ主演。2人は初共演となる。

かつて『踊る大捜査線』(97年)、『ナースのお仕事』シリーズ(96年ほか)などヒット作を生み出してきたフジ制作の火曜21時枠ドラマは、『ゴーストライター』(15年)以来9年ぶりの復活となる。

コメントは、以下の通り。

■反町隆史

――今作への意気込みを教えてください。

「まだ(クランクイン前なので)“飛鷹千寿”という自分の役名も言い慣れていない状況です(笑)。クランクインまでに台本をしっかり読み込みながら徐々に作り上げていきたいなと思っています。なんと言ってもすでに脚本がすごく面白いので、どういう風に我々が芝居をして、監督がどう演出してくれるのかなと今から楽しみでなりません。 杉野さんが刑事ドラマ初ということで、刑事の先輩として一つだけアドバイスをするならば…。事件に関する説明せりふが意外と難しい。芝居をする…とはまた違った難しさがあるかもしれないので、現場で一緒にお互いのせりふについて調整していければいいなと思っています」

――台本を読まれていかがですか?

「まずは展開がスピーディーというのが印象的でした。毎話いろいろな事件に挑んでいくのですが、物語が進むにつれて単に未解決事件を追うだけではなく、後半に向けては違う形のストーリーになっていくので最初から最後まで楽しみにしていただきたいなと思います!」

――役どころについて教えて下さい。

「千寿と利己は世代間ギャップのあるバディという役どころにはなりますが、目標としているものが一緒だったら最終的に良いドラマが出来上がると思います。そのぶつかり合いも楽しんでいただけたらうれしいですね。僕の役は“THE昭和”な刑事なので、いかにその昭和感を出せるかが肝だと思うので、楽しみながら演じていきたいです」

――最近感じたジェネレーションギャップはありますか?

「世代によってのギャップは、音楽が一番色濃く出るのかなと思います。それぞれの世代が青春時代に聴いていた音楽の違いで、何となく世代の違いがわかる。自分の世代は尾崎豊さんが青春の一曲で、あとはやっぱりサザンオールスターズさん。特に若いころ、その瞬間に聞いていた曲が印象的ですね」

■杉野遥亮

――今作への意気込みを教えてください。

「実は刑事ドラマは初めての出演になります。“どう演じていくのだろう”と恐縮しているのと、刑事役は楽しそうだなという期待の気持ちもあったりするのですが…それ以上に脚本がすごく面白いので、自分自身もそれに乗っかって楽しみながら演じていきたいです」

――台本を読まれていかがですか?

「重厚な作品だなと思う一方で、登場人物たちの掛け合いのせりふを見ていると面白くなりそうだなという場面もあるんです。クセの強いキャラクターたちとのシーンも楽しみです。第1話から期待できるような場面がたくさんあるので、是非楽しみにしていただきたいです!」

――役どころについて教えて下さい。

「実際に演じてみないと分からない部分がまだまだありますが、利己の少しシュッとクールな表情や、オクラの部署には慣れていない部分も含めてドラマを通して伝わればいいなと思います。自分自身は一生懸命演じていくだけなので、その気持ちも役に反映していきたいです」

――最近感じたジェネレーションギャップは?

「TikTokなどのSNSには疎いかも…。まだ20代なのですがアナログな部分があるので、年上の方とのギャップはあまり感じていないかもしれません。スマホは持ってはいるものの、最低限の連絡と情報検索しかしないのであまり使いこなせていないんです(笑)」

■プロデュース・足立遼太朗氏(フジテレビ ドラマ制作部)

「これは野菜ではなく刑事モノです。飛鷹千寿(反町隆史さん)と不破利己(杉野遥亮さん)がそろった姿を初めて見た時、真夏の炎天下の中、すさまじく鳥肌が立ちました。新たな無類のバディが誕生します。相いれない性格で、それぞれ異なる解釈の正義を持つ2人がぶつかり合いながら未解決事件に切り込み、止まっていた時を再び動かしていきます。武藤将吾さんが紡ぐ完全オリジナルストーリー。1話から怒涛(どとう)の展開になっていきます。復活の火9ドラマ第1弾!ぜひ楽しんで見ていただけるとうれしいです!」

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