銚子電気鉄道は、安定輸送の実現と新たな観光資源の発出を期待し、南海電気鉄道の車両2200系の第2編成を8月16日に譲受したと発表した。走行に必要な改造工事の後、運用を開始する予定だが、運用開始時期は未定とのこと。

  • 銚子電鉄が南海電鉄2200系の第2編成を譲受したと発表

昨年8月、銚子電鉄は南海電鉄2200系の第1編成を譲受。中古車の導入(中古の中古でない車両)としては約30年ぶり、新車両としては約8年ぶりの譲受だという。この編成は今年3月から22000形「シニアモーターカー」として運行を開始している。

運行開始後、「この車両に乗車するために関西から銚子へ初めて来た」といった利用者の声が寄せられ、新たなファン層の獲得につながるなど、さまざまな効果が見られたと銚子電鉄は説明する。

  • 今回、譲受した車両は「モハ2201」「モハ2251」の2両編成

新たに譲受した第2編成の車両番号は「モハ2201」「モハ2251」。8月3日に多奈川線で南海電鉄におけるラストランを終えた。導入にあたり、第1編成と同じく銚子電鉄の線内を走行できるスペックに改造する必要があるため、第1編成に続いて京王重機整備が改造工事を担当。時期は未定だが、改造工事の後に運用開始する予定となっている。