元プロ野球選手で野球解説者の山崎武司氏が12日、YouTubeチャンネル『【東海テレビ公式】ドラHOTpress』で公開された動画「山本昌&山崎武司 プロ野球 やまやま話『高橋宏斗投手』」に登場。中日・高橋宏斗が将来メジャーで活躍するために必要なことを語った。

山崎武司氏

球種を増やせば「かなりのピッチャーに」

将来的なメジャー挑戦にも期待がかかる成績を残している高橋だが、山崎氏は「1つだけ厳しい評価をするなら」と前置きしつつ、「もし海を渡って、高橋宏斗があっちで活躍するためには、今は真っ直ぐとスプリットじゃないですか。この2球種だとなかなか抑えられないと思うんですよ」と、球種の少なさを課題にあげることに。

また、「もう1つ2つ球種を増やしていけば、かなりのピッチャーになると思うので」と続けながら、「もう1つあるのは、あまり人の真似をしない」とも。そして、「アドバイスをもらって、全部が全部(受け入れるのは良くない)。今のところ、『(山本)由伸のマネをしよう』って感じになっちゃってるから。そうじゃないようにやってほしいなって」と持論を述べていた。

【編集部MEMO】
中日ドラゴンズ、東北楽天ゴールデンイーグルスなどで通算27年間にわたり活躍した山崎武司氏。通算403本塁打を誇るホームランバッターで、本塁打王に2回(1996年・2007年)輝いている。また、史上3人目のセ・パ両リーグでの本塁打王の達成者でもある。