映画『仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク』『爆上戦隊ブンブンジャー 劇場BOON!プロミス・ザ・サーキット』の大ヒットを記念すると同時に、いよいよクライマックスを迎える『仮面ライダーガッチャード』から、9月1日より放送開始する新番組『仮面ライダーガヴ』へのバトンタッチを行うイベントが8月15日、東京・丸の内TOEIにて行われた。映画の上映終了後、仮面ライダーガッチャード/一ノ瀬宝太郎を演じる本島純政と、仮面ライダーガヴ/ショウマを演じる知念英和がステージに登場。どちらもはじけるような笑顔をたたえて、劇場につめかけたファンからの拍手と声援に応えた。

  • 左から本島純政、知念英和

映画『仮面ライダーガッチャード』から『仮面ライダーガヴ』へのバトンタッチ

映画が公開されてから3週間が経ち、本島のところにもさまざまな反響が届いているという。本島は「事務所に来たお手紙に、どんなときでもあきらめない宝太郎を見習って、僕も試験勉強をがんばりますという言葉がありました。宝太郎を演じることによって、誰かの背中を押すことができたのは、ほんとうにうれしいこと」と話し、作品を通じて人々に感動や勇気を与えられたことに満足そうな表情を見せた。

知念が演じるショウマは、映画のとあるシーンで登場し、仮面ライダーガヴに変身するだけでなく、素面でのワイヤーアクションにもチャレンジしている。これについて本島は「宝太郎は変身後での戦いが多いから、変身前でもアクションをするショウマは凄いなって思いました」と、知念を大いにリスペクト。知念は照れくさそうにしながら「変身前の姿で映画に先行登場するライダーは久しぶりとのことなので、杉原(輝昭)監督やアクションチームのみなさんとともに『すごいガヴを見せてやろう!』と準備を重ねて取り組みました。ファンの方々に驚いてもらえたみたいで、うれしかったです」と、仮面ライダーガヴの活躍シーンもまた映画の見どころとして印象づけるよう、スタッフとともに頑張ったことを打ち明けた。

お互いの第一印象をMC(宮島咲良)から尋ねられると、知念は「本島さんは、画面から飛び出てきた宝太郎そのままの印象。元気いっぱいであいさつして、スタッフさんが母親のように見守り、ほほえみかけていました」と、誰からも愛され、明るく前向きで元気な宝太郎のイメージそのままだったと、にこやかに語った。一方本島は「すごくしっかりされていて、初めて会ったときには深く頭をさげて挨拶をしてくれました。そして『ガッチャード』テレビシリーズがクランクアップを迎えた日、僕がスタジオに来るのを待っていてくれて、メッセージつきのお菓子をくれたんです。すごくうれしくて、早朝から2人で抱き合いました!」と、知念の心配りと優しさを絶賛するコメントを残した。

昨年『仮面ライダーギーツ』の浮世英寿役・簡秀吉から「1日1日を大切に」というアドバイスをもらった本島は「あの言葉を忘れずに、1年間やってきました」と力強く語ったのち、後輩ライダーの知念に向かって「1年間、同じ役柄を演じる楽しさは他にはないので、楽しんでもらいたいです」と、こちらもまた心に染み入るアドバイスを贈った。さらに、1年間もの長きにわたる撮影をかけぬけるため「どこかで辛くなるときが絶対来るので、そんなときはひとりで悩まないで、共演者や両親など、誰かを頼り、相談したほうがいい。心の持ちようが、きっと変わるから!」と、先輩ライダーならではの優しい言葉を投げかけ、知念を感動させた。

続いて、ガッチャードとガヴの「変身ポーズ」が披露された。本島はケミーカード「ホッパー1」「スチームライナー」の声までも自身で演じながら、見事にガッチャード(スチームホッパー)への変身を完了。そして知念は、映画でも印象的だった「変身ポーズをとった直後、意識が別なものに変化する」かのようなアクションを取り、客席のファンを圧倒した。ファンの目の前で初めて変身を披露した知念は、自分の変身について「100点満点です!」と答え、ニッコリほほえんだ。そして本島の「変身ポーズのあと、知念くんの目の表情が一気に変わったのがすごい!」という反応を受けた知念は「どうしてショウマがこうなるのか、その秘密を解くには、9月1日から放送される『仮面ライダーガヴ』をぜひ見てください!」と新番組のアピールを行い、ファンの期待を大いにあおった。