国土交通省は、都市鉄道の混雑率調査結果(2023年度実績)を8月2日に公表した。名古屋圏の平均混雑率は123%で、前年度より5ポイント増加。名古屋圏で2023年度の混雑率が最も高かった路線は名鉄名古屋本線で、神宮前駅から金山駅まで混雑率140%だった。
名鉄名古屋本線の最混雑区間である神宮前駅から金山駅まで、2023年度は輸送力2万1,694人(6.2両×34本)に対し、輸送人員3万271人で混雑率140%。同じく名鉄名古屋本線の栄生駅から名鉄名古屋駅までの区間も、2023年度は輸送力2万1,568人(7.2両×28本)に対し、輸送人員2万9,663人で混雑率138%と比較的高い数値となった。
名鉄常滑線(豊田本町駅から神宮前駅まで)、名鉄犬山線(下小田井駅から枇杷島分岐点まで)、名鉄瀬戸線(矢田駅から大曽根駅まで)はいずれも2023年度の混雑率139%。名鉄津島線(甚目寺駅から須ケ口駅まで)は混雑率123%、名鉄小牧線(味鋺駅から上飯田駅まで)は混雑率118%だった。
名古屋市営地下鉄で2023年度の混雑率が最も高かった路線は東山線で、名古屋駅から伏見駅まで混雑率134%。次いで名城線・名港線の東別院駅から上前津駅まで混雑率133%となった。桜通線は名古屋駅から国際センター駅まで混雑率120%、上飯田線は上飯田駅から平安通駅まで混雑率118%、鶴舞線は塩釜口駅から八事駅まで混雑率102%だった。