女優の清原果耶が主演を務めるABCテレビ・テレビ朝日系ドラマ『マイダイアリー』が10月(毎週日曜22:15~)にスタートする。

清原果耶 (C)ABCテレビ

■ABCテレビ10月期新ドラマ『マイダイアリー』

今作は、物足りなかった人生を変えた“かけがえのない居場所”と何気ない幸せな日々、大学生男女5人のつながりを描くヒューマンドラマ。「あなたがふと思い返すのは、いつの、どんな人たちですか?」――完全オリジナルの今作は、社会人1年目となった主人公が各話、些細なきっかけで過去の大切な思い出を振り返る構成で、大学時代を共に過ごした仲間との何気ない日常とそのつながりをノスタルジックに紡いでいく。描かれるのは、自分と他人との間に見えない距離を感じ、言語化できない悩みを抱える若者たちの等身大の姿。育った環境や性格もバラバラな彼らが偶然出会い、次第に互いを受け入れ合うことで、やがて心の居場所となっていく様子を情感豊かに写し出す。

主演を務めるのは、若手実力派として数多くの作品へ出演する清原。2015年の連続テレビ小説『あさが来た』(NHK)で女優デビューを果たすと、2021年には、10 代では異例のオーディションなしで連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK)の主演に抜擢。その後も第45回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞をはじめとした数々の賞を受賞するなど、確かな表現力で異彩を放つ演技派だ。

清原が今作で演じるのは、社会人1年目となった主人公・恩村優希(おのむら・ゆき)。優希が些細なきっかけで大学時代を思い出していくという構成で物語が進んでいく。優希の大学時代はごく平凡で、家庭教師のアルバイトをしながら大学に通い、仲のいい友人と 一緒に講義を受ける、そんな、ありふれた生活だった。母親から「優しい人になりなさい」と育てられてきた優希は、自身もそうありたいと願っているが、ここのところ恋人とは音信不通。大学生活にも物足りなさを感じていた。そんな時、桜の木の下で夢中になって数式を書く不思議な青年と出会う。その彼が忘れていったリュックを、優希は拾うことになり……この偶然をきっかけに、仲間達と過ごす優希の毎日が動き出す。

脚本を手掛けるのは、2020年に脚本家デビューを果たした兵藤るり氏。代表作『わたしの一番最悪なともだち』(NHK)が2023年10月度ギャラクシー賞月間賞を受賞したほか、2021年には坂元裕二氏による人気作『大豆田とわ子と三人の元夫』(カンテレ・フジテレビ系)のチェインストーリーや、2022年の『初恋の悪魔』(日本テレビ系)の脚本協力&Huluオリジナルストーリーを担当。センスの光るセリフ回しと、若手脚本家ならではの瑞々しい感情描写に注目だ。

■清原果耶 コメント

私たちの大切な思い出の数々を、包んでくれるような作品になる予感がしています。過去を振り返ることを怖がりながらも、記憶のページを丁寧にめくっていくその時間が、今を生きる私たちの背中を守ってくれていると信じて。

この作品をご覧くださった皆様の“これまで”と“これから”に優しく寄り添えますように。スタッフ・キャストの皆様とチーム一丸となって、撮影に臨めればと思っております。続報を楽しみにお待ちください!

■兵藤るり コメント

人にはそれぞれ、これからの人生を分かち合う仲間との出会いがあると思います。つらいことがあったとき、行き詰まったとき、「でも大丈夫」と思わせてくれるような仲間との出会い。このドラマはそんな瞬間を丁寧に積み重ねていく物語です。

優しくて、ちょっと不器用な主人公・恩村優希を清原果耶さんという素晴らしい方に演じていただけること、とてもうれしいです。まだ現実と思えないくらいうれしいです。

清原さんが注いでくださるであろう熱量に負けぬよう、わたしも脚本の一文字一文字に魂を込めました。このドラマを見てくださった方の心に、少しでも優しい時間が流れますように。

【編集部MEMO】
清原果耶は、2002年1月30日生まれ、大阪府出身。2015年の連続テレビ小説『あさが来た』(NHK)で女優としてデビュー。2018年『透明なゆりかご』(NHK)で地上波連続ドラマ初主演を果たし、「東京ドラマアウォード2019」など多くの賞を受賞した。以後、話題作に出演し、2021年の連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK)でヒロインに抜擢。同年の映画『護られなかった者たちへ』では、第45回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞した。最近作は、ドラマ『霊媒探偵・城塚翡翠』(日本テレビ系、2022年)や映画『青春18×2 君へと続く道』、『碁盤斬り』(ともに2024年)など。