俳優の眞栄田郷敦が主演を務める、映画『ブルーピリオド』(8月9日公開)が、JR上野駅に誕生するプロジェクター空間「PLATFORM13」とコラボすることが29日、明らかになった。

  • 映画『ブルーピリオド』

同作は山口つばさ氏による人気漫画の実写化作。からっぽだった高校生・矢口八虎(眞栄田郷敦)が、1枚の絵をきっかけに美術の世界に本気で挑み、国内最難関の美術大学を目指して奮闘していく物語。美術の経験も才能もない素人が天才的な画力を持つライバル達や、答えのないアートという壁に苦悩しながらも、情熱だけを武器に圧倒的努力で困難を乗り越えていく。好きなことに出会えた高揚感、その先に訪れる葛藤をもリアルに描いている。

映画『ブルーピリオド』、JR上野駅に誕生するプロジェクター空間「PLATFORM13」とコラボ

「PLATFORM13」は、上野駅13番線ホームに誕生した、駅のホーム上に設置されたプロジェクターとしては日本最大級の全長100mの巨大プロジェクター空間。8月1日の開業にあたり、上野に構える東京藝術大学を目指して奮闘していくという同作の物語と、国立の美術館も多くアートの街を標榜する上野駅という世界観の一致をきっかけに、コラボレーション第1弾として、映画『ブルーピリオド』とのコラボが決定した。

100mを超える超巨大プロジェクター空間を十二分に活かすべく撮影されたのは、眞栄田・高橋文哉・板垣李光人・桜田ひよりらキャスト陣がスイカ割りに挑む特別映像。長大なプロジェクター映像内を縦横無尽に動きまわり、スイカ割りを楽しむ夏満載の4人の姿が映し出される。作中では4人そろっての出演シーンがなかったため、「初めて皆で共演した」という4人。今年の夏の思い出の1ページを刻んだ直後の4人に「この夏やりたいこと」を聞くと、高橋は「ビーチで砂の城を作りたい」、桜田は「手持ち花火を楽しみたい」、板垣は「今年は暑すぎるので、まずは健やかに乗り切りたい」、眞栄田は「ジェットスキーの免許をとりたい」と、それぞれの夏への思いを語った。

さらに、上野駅のコンコースには、作中で八虎たちが目指す東京藝術大学の学生たちが描いた、4人のデッサンも掲出。本物と見分けがつかない、まるで写真のようなクオリティのデッサンは原作漫画のキャラクターと名台詞と共に上野駅の各所に登場する。

また、コラボレーションの一環として上野駅内でのスタンプラリーの開催も決定。JR上野駅・アトレ上野・エキュート上野内に設置された6個のスタンプを集めると、『ブルーピリオド』のオリジナルアクリルキーホルダーが手に入る。

コラボ展開期間は、8月1日から8月25日までとなっている。

(C)山口つばさ/講談社 (C)2024映画「ブルーピリオド」製作委員会

【編集部MEMO】
『ブルーピリオド』原作は2017年6月より月刊アフタヌーンで連載され、「TSUTAYAコミック大賞」「このマンガがすごい!」など国内の主要漫画賞にノミネート、「マンガ大賞2020」を受賞。アニメ版も好評を博し、舞台化もされている。