JR西日本とJR四国は16日、岡山~高松間の快速「マリンライナー」について、利用状況や経営環境の変化を踏まえ、普通車指定席料金とグリーン料金を10月1日乗車分から見直すと発表した。お得なきっぷや「阪神往復フリーマリングリーンきっぷ」も改定される。
快速「マリンライナー」は現在、指定席料金に閑散期の設定があり、閑散期330円・閑散期以外530円となっているが、10月1日乗車分から料金を見直し、通年同額の840円に値上げする。グリーン料金も現在は50kmまで780円、100kmまで1,000円だが、改定後は50kmまで1,010円、100kmまで1,260円に値上げとなる。
これに合わせ、お得なきっぷの料金も改定。「チケットレス特急券」(e5489専用)は指定席料金を現行330円から改定後530円に値上げする(グリーン料金は50kmまで780円、100kmまで1,000円で変更なし)。「eきっぷ」(e5489専用 / J-WESTカード会員対象)は指定席料金を現行210円から改定後450円、グリーン料金を現行470円から改定後650円に値上げ。「eチケットレス特急券」(e5489専用 / J-WESTカード会員対象)は指定席料金を現行210円から改定後420円、グリーン料金を現行470円から改定後630円に値上げする。
快速「マリンライナー」の料金見直しにともない、岡山駅までの快速列車グリーン車指定席と新幹線「のぞみ」「みずほ」「ひかり」「さくら」「こだま」を利用した阪神地区までの往復に加え、阪神地区のJRフリー区間がセットになった「阪神往復フリーマリングリーンきっぷ」の価格も改定される。発ゾーンが高松ゾーンの場合は現行1万5,450円から改定後1万5,890円、坂出ゾーンの場合は現行1万4,870円から改定後1万5,320円に値上げとなる。