JR西日本と大阪ターミナルビルは、大阪駅西側エリアの新駅ビル「イノゲート大阪」と同施設内の商業施設「バルチカ03」、「JPタワー大阪」内の商業施設「KITTE大阪」が7月31日に開業を迎えるにあたり、各施設をつなぐ通路・広場を7月30日に開放すると発表した。

  • おもな動線計画(JR西日本提供)

地上レベルでのおもな動線計画として、西口改札前通路が「イノゲート大阪」1階までつながり、「イノゲート大阪」と「JPタワー大阪」の間を南北方向に往来できるようになる。デッキレベルにおいては、「ノースゲートビルディング」2階と「イノゲート大阪」2階を接続する歩行者デッキが開通し、既存の大阪駅方面から回遊性が高まるとのこと。「ルクアイーレ」の営業時間帯(10時30分から20時30分まで)に「ルクアイーレ」館内を通行することで、より便利にアクセスできるという。

「大阪ステーションシティ」にある10カ所の既存広場に加え、大阪駅西側エリアに5カ所の広場が新たに誕生。「ノースゲートビルディング」・「イノゲート大阪」連絡橋の「風光の庭」(一部供用済)、「イノゲート大阪」1階の「水の路」、「イノゲート大阪」2階の「彩の路」、「JPタワー大阪」地下1階の「サンクンガーデン」(供用済)、「JPタワー大阪」1階の「南東角多目的広場」(供用済)が誕生するとのこと。

  • 5カ所の広場が誕生する(JR西日本提供)

  • 「風光の庭」イメージ(JR西日本提供)

  • 「水の路」イメージ(JR西日本提供)

  • 「彩の路」イメージ(JR西日本提供)

なお、2023年3月から暫定供用していた新改札口(西口)については、大阪駅ホーム(11番のりば)と改札口を結ぶエレベーター・エスカレーターの整備が完了し、7月9日から全面供用を開始した。西側エリアへの回遊性をより一層高めることで、さらなるにぎわい創出とエリア価値向上に寄与するとしている。