タレントの叶姉妹が9日、オーディオストリーミングサービス・Spotifyで、ポッドキャスト番組『叶姉妹のFabulous World(ファビュラスワールド)』を配信。「不確かな情報を信じるようになった妻を心配している」というお悩みに答えた。

  • 叶姉妹(左から叶恭子、叶美香)

否定的ではなく「違う表現」での対話

この日の配信では、35歳男性のお悩みを紹介。相談者は、コロナ禍以降、在宅ワークとなった妻について、「人と話す機会が減ってしまい、SNSで陰謀論を調べるのが趣味になってしまった。不確かな情報を信じるようになり、私や親の話に聞く耳を持たない」と吐露。妻は、子供たちの前でも陰謀論の話をするそうで、「悪影響があるかもしれないと心配している。今後、さらにエスカレートするのでは? と怖い。どうしたらいいのか?」と相談を寄せた。

現時点での解決策を問われ、「“その情報は間違っている”という根拠を示してあげるのが近道かもしれない。ただ、そういった労力をかける時間もない」と答えた相談者。すると、恭子は、「奥さまはある意味、純粋な方だったからこそ、心酔しやすいタイプになってしまっていると思う。そんなに純粋ではない方だとしたならば、そういう風にはならなかったと思う」と想像しつつ、「だけど、今となっては、そういう話をしたところで。何かしら横からうまく入って、解決策に近づかないと危ないかもしれない」と指摘した。

また、美香が、「“それは違うんだよ”って。なぜ違うのか? ということを、ちゃんと解きほぐしてあげるとわかるかもしれない」と続けると、恭子は、「“違うのよ”って否定的に言うのは絶対ダメ」だと主張。「否定的に言わないで、違う表現の仕方でうまく解きほぐす」ことが大事だと伝え、「一回のお話で済むことではない。徐々に徐々に、“僕は君のことが心配。今の君の状況は、以前の雰囲気と違うと感じるから。何か理由があるの?”とか。知っていながらも、“理由があるの?”って聞いてあげる」とコミュニケーションの取り方を提示した。

陰謀論に心酔してしまった原因は、“寂しさ”だと考える恭子は、「否定は絶対にしちゃいけないと思うんです。わかっていても否定をしてしまうと、収拾がつかなくなるぐらい反抗的な気持ちがわいてきますから。そういうときは、絶対に否定してはいけない」と強調。改めて、相談者に向け、「忍耐強く、お子さんに接するような形で。うまく接しながら、解きほぐしていって差し上げないとダメだと思う」と伝え、「なるだけうまく解決できればいいですよね。健闘を祈っております」とエールを送っていた。

【編集部MEMO】
叶姉妹の叶恭子と叶美香がリスナーから寄せられた悩みに本音で向き合い、独自の視点で答えていくSpotifyオリジナルポッドキャスト番組『叶姉妹のFabulous World』。2021年8月にスタートし、毎週火曜日の18時頃に配信されている。番組開始前、叶姉妹は「私達のトーク番組をSpotifyで始めることになりました。私達の愛する大切な皆さんから寄せられる人生の様々なお悩みに、いつものように真摯に向き合っていくつもりです。海外でいま人気となっているポッドキャストというメディアで、私達の愛する大切な皆さんと、これまでにない方法で、さらに皆さんとの心のつながりが深くなると嬉しいです。世の中が見えない危険にさらされて急速に変化する不安定な現在ですが、アメージングでファビュラスな日々をご一緒に、この番組をぜひ楽しんでくださいね」とコメント。配信されるたび、リスナーからは「元気出る」「心が豊かになる」「癒しのひととき」「ズバッと言うのがすごく好き」「人間関係に悩んだらオススメ」といった声がSNSに書き込まれている。