マリオット・インターナショナルは7月10日、同社が提供する旅行プログラム「Marriott Bonvoy(マリオット ボンヴォイ)」の2024年下半期の取り組みと今後の戦略を発表する戦略発表会をザ・リッツ・カールトン東京で開催した。

TikTokやYouTubeで人気のアーティストを起用

  • LE SSERAFIMとジョン・C・トゥーミ氏

発表会では、同社のアジア太平洋地区(中華圏を除く)セールス&マーケティング 最高責任者ジョン・C・トゥーミ氏が登壇。2024年下半期の取り組みと今後の戦略について語った。

日本においては、今年「音楽」に焦点を当てており、2月に実施したTaylor Swift、3月に実施したAdoとの取り組みに引き続き、この日はK-POPガールグループLE SSERAFIMとMarriott Bonvoyの会員を対象としたファンミーティングを実施。

また、「Summer Music Fest」を開催し、7月20日から9月20日まで、TikTokやYouTubeで人気のアーティスト、シンガーソングライター、ものまねパフォーマーとコラボレーションすることを発表した。東京、大阪、京都のモクシーとアロフトホテルで特別な音楽イベントを6回開催する。

例えば、7月20日にはモクシ―大阪新梅田にて、ディズニー映画「アルティメット・プリンセス・セレブレーション」の日本版テーマソング歌唱アーティストに抜擢された歌手・ミュージカル俳優の清水美依紗と、TikTokやYouTubeで活躍する人気2人組ユニットPeruPinesによるイベントを開催。9月7日にはモクシ―京都にて、YouTuber兼プロデューサー、ずま(虹色侍)が、動画再生回数2億回を超えるはもりユニット、るーともとの共演を果たす。

  • ジョン・C・トゥーミ氏

ジョン氏によると、アロフトとモクシーを選んだ理由は、音楽を通して人と人とが繋がる場所を提供し、若手のアーティストに活躍の場を提供するなど、音楽がDNAに深く根付いているホテルだから。また、ソーシャルメディアで成功しているアーティストを起用した理由は、Z世代に非常に人気がある彼らを起用することでオーディエンスの情熱を生み出せると思った点と、「デジタルでの交流をリアルな交流に変える」というマリオット ボンヴォイの真髄を体現できるためだという。ジョン氏は「Marriott Bonvoyはこれらのアーティストとのコラボレーションを通じて、Z世代に向けて『音楽』を通じた特別な体験を提供できればと考えています」と述べた。