夏のお出かけには涼しい避暑地がおすすめ。本記事では、関西の避暑地おすすめ15選を紹介します。「どこか遊びに行きたいけど暑くて行く気になれない…」という方はぜひ参考にしてくださいね。
関西のおすすめ避暑地【渓谷・滝】
まずは、渓谷や滝の避暑地を紹介します。
みたらい渓谷(奈良県・吉野郡天川村)
エメラルドグリーンに輝く透明度の高い清流が「みたらい渓谷」の魅力です。流れる水の音も耳に心地よく、涼やかな風が訪れる人々を癒します。川沿いには遊歩道が整備されているので、大小さまざまな滝や巨石など名所を巡るハイキングを楽しみましょう。
【みたらい渓谷】
住所: 奈良県吉野郡天川村北角
京都府立るり渓自然公園(京都府・南丹市)
標高500m・長さ約4kmの渓谷で、岩や滝、深淵など見た目も涼やかな景観を楽しめます。「鳴瀑」、「双龍淵」、「玉走盤」など、見所をピックアップした「るり渓十二勝」は一見の価値あり。散策しながら、野鳥の鳴き声に耳を傾けるのも良いでしょう。
【京都府立るり渓自然公園】
住所:京都府南丹市園部町大河内
犬鳴山(大阪府・泉佐野市)
修験道の霊場である犬鳴山。現在も修験道の行場があり、神秘的な雰囲気が広がるパワースポットとしても知られています。予約制の修験道体験では滝行もできるので、心も体もリフレッシュしたい方は挑戦してみるのもいいかもしれません。また、近隣には渓流を眺めながら入浴できる温泉もあるのでハイキング後に立ち寄るのもおすすめです。
【犬鳴山】
住所:大阪府泉佐野市大木
摂津峡(大阪府・高槻市)
42.65haもの広大な敷地内すべてが山林地帯となっており、自然歩道のほかハイキングコースや展望台もあり、散策するのにぴったりです。摂津峡の渓谷に沿って歩く「渓谷コース」はアップダウンがゆるやかで、小さな子どもでも気軽に楽しめます。遊歩道から川に降りられるエリアも随所にあるので、散策に疲れたら川に足をつけて一休みしましょう。
【摂津峡公園】
住所: 大阪府高槻市塚脇
箕面大滝(大阪府・箕面市)
「日本の滝百選」にも選ばれた落差33mの大滝です。水が一気に流れ落ちる様子が農具の箕に似ていることから名づけられたといいます。間近で見る大滝は迫力満点。駅前からのびる渓流沿いの「滝道」を辿っていくと森林浴も楽しめてリラックスできるでしょう。
【箕面大滝】
住所:大阪府箕面市箕面公園
那智の滝(和歌山県・東牟婁郡那智勝浦町)
「日本三名瀑」の一つに数えられる落差133m、滝壺の水深は10mにも及ぶ大滝。三筋になって落下し始めることから「三筋の滝」とも呼ばれています。古くから滝行が行われてきた修業の場でもあり、雰囲気はどこか神秘的です。バスで行くこともできますが、ぜひ熊野古道を歩いて大自然を感じながら目指してみてはいかがでしょうか。
【那智の滝】
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山
関西のおすすめ避暑地【高原】
続いては、高原の避暑地を紹介します。
曽爾高原(奈良県・宇陀郡曽爾村)
標高1038mの倶留尊山から標高849mの亀山を結ぶ西麓に広がる高原です。ススキに覆われた草原は春から夏にかけて徐々に鮮やかな緑色へと変わり、まるで一面緑の絨毯が敷かれているかのような景色を楽しめます。ハイキングコースもあるので、絶景を眺めながらゆっくり歩いてみるのもおすすめです。
【曽爾高原】
住所:奈良県宇陀郡曽爾村
生石高原(和歌山県・海草郡紀美野町)
標高870mの山上に位置し、360度の大パノラマが広がります。晴れた日には六甲や淡路、四国まで見渡すことが可能です。訪れた際には、断崖絶壁にいるかのような写真が撮れる人気のフォトスポット「火上げ岩」でぜひ記念撮影してみてください。
【生石高原】
住所:和歌山県海草郡紀美野町中田899-29
砥峰高原(兵庫県・神崎郡神河町)
標高約900mに位置し、約90haにわたってススキが広がる高原。初夏から夏にかけて美しい新緑が一面に広がり、まるで緑の絨毯の上にいるような感覚を味わえます。映画やドラマのロケ地としても使われているので、作品を見てから遊びに行くとより楽しめるかもしれません。
【砥峰高原】
住所: 兵庫県神崎郡神河町川上
ハチ北高原(兵庫県・美方郡香美町)
標高1221mに広がる高原で、冬はスキー場として人気ですが、夏はパラグライダーやツリーイングなどのアクティビティが楽しめます。オートキャンプ場もあるので、泊りで行くのもおすすめ。さらに涼しい場所を求めるなら、キャンプ場に隣接し、滝や渓流が広がる「もののけの森」を訪れてみてください。
【ハチ北高原】
住所: 兵庫県美方郡香美町村岡区大笹570-3
葛城高原(奈良県・御所市)
標高960mの葛城山の山頂付近に広がる高原です。ロープウェイで約6分の空中散歩を楽しみつつ山頂へ向かうと、金剛山や大和平野、大阪平野などを眺望できます。高原の空気を感じた後は「葛城高原ロッジ」で名物料理を楽しみ、大浴場で散策の疲れを癒すのもおすすめです。
【葛城高原】
住所:奈良県御所市櫛羅
関西のおすすめ避暑地【洞窟・鍾乳洞】
最後に、洞窟・鍾乳洞の避暑地を紹介します。
河内の風穴(滋賀県・犬上郡多賀町)
総面積1544㎡と関西でも有数の広さを誇る鍾乳洞です。洞内の気温は12℃程度となっており、ひんやりした空気の中で探検しているような気分を楽しめます。琵琶湖や彦根城など人気の観光スポットともそれほど離れていない場所にあるので、観光ついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
【河内の風穴】
住所: 滋賀県犬上郡多賀町河内
三段壁洞窟(和歌山県・西牟婁郡白浜町)
リゾート地として人気の南紀白浜エリアにある三段壁洞窟は、大岩壁の地下36m部分に広がっています。洞窟まではエレベーターで約24秒。洞内では、間近に迫る波しぶきや潮吹き岩を楽しめます。また、ここは源平合戦で活躍した熊野水軍が船を隠した場所と言われており、洞内には熊野水軍の番所小屋も再現されているので、歴史好きの方にもおすすめです。
【三段壁洞窟】
住所: 和歌山県西牟婁郡白浜町2927-52
面不動鍾乳洞(奈良県・吉野郡天川村)
海抜878mの高地に位置し、県の文化財にも指定された鍾乳洞です。延長280mに及ぶ洞内は平均気温8度で、暑い夏でも快適に楽しめます。珍しいストロー状の鍾乳石「鍾乳管」は、ぜひ写真に収めておきたいところ。鍾乳洞へは切り株の形をした小さなモノレールで向かうので、ちょっとしたアトラクション気分も味わえます。
【面不動鍾乳洞】
住所: 奈良県吉野郡天川村洞川673-89
質志鐘乳洞(京都府・船井郡京丹波町)
京都府唯一の鍾乳洞で、総延長52.5m・高低差25.1mの珍しい竪穴洞窟です。洞内はほぼ垂直の階段を下りていくかたちとなっており、ゲームの世界に入り込んだかのようなワクワク感を楽しめます。また、「質志鐘乳洞公園」内にあるので、探検を楽しんだあとはキャンプをするのも良いでしょう。
【質志鐘乳洞】
住所: 京都府船井郡京丹波町質志大崩12-1
夏のお出かけは関西の避暑地で快適に過ごそう!
関西には「涼」が感じられるスポットが数多くあります。全国的に例年よりもさらに暑い日が続くと予想される今年の夏。お出かけは、ぜひ快適に過ごせる避暑地を選んでみてはいかがでしょうか。