アンテナショップ「ひろしまブランドショップTAU」(東京都中央区)はこのほど、「2024年上半期ヒットランキング」を発表した。同ランキングは施設内1階から2階の物販エリアにおける、2024年1月~5月の販売に基づき作成された。
広島県の定番商品からツウな裏商品も
第1位に輝いたのは、はっさく屋の「はっさく大福」(280円)だった。因島発祥の八朔の実を白餡とみかん餅で包んだ大福。上半期、44,000個以上売れた人気商品だという。なお、同商品は10月頃~6月上旬頃までの季節限定商品。現在は「はっさく甘夏大福」に変更して販売中で、7月下旬頃終了予定だという。はっさく大福の販売再開は概ね10月頃からを予定している。
第2位は、にしき堂の「生もみじ(こしあん/粒あん/抹茶)」(150円)だった。2009年に新たに誕生した新銘菓・生もみじ。そのもっちりとした食感が話題を呼び、今や定番のお菓子となっている。従来のもみじ饅頭とは異なり、小麦粉を使用しておらず、米粉ともち粉、卵液などを独自の配合で混ぜ合わせている生地は、モッチモチの生食感が特徴。
第3位は、三宅水産の「うまいでがんす」(291円)だった。県外からも注目され、今や全国区となっている呉市民のソウルフード。1950年の創業以来、変わらぬ素材(オリジナルのすり身、唐辛子、玉ねぎ)を主役に独特の辛みが人気のポイント。呉市民を中心に県民に長年愛される「ふるさとの味」だという。
第4位は、石野水産の「倉橋島のちりめん」(540円)。穏やかな瀬戸内海で育った繊細なちりめんを鮮度を守るため、漁場から⼀網ごと工場に直送し、丁寧に仕上げた逸品。素材の良さが引き立つ塩加減と濃い旨味が特徴で、ご飯のお供としてはもちろん、和え物や冷奴に添えるなど食べ方のバリエーションも豊富。
第5位は、アンデルセンの「瀬戸田レモンケーキ」(216円)。広島は国産レモン生産量日本一。同商品には瀬戸田産エコレモンを使用している。レモン果汁とピールを生地に練り込み焼き上げたふんわりスポンジをチョコでコーティング。冷やしてもチョコのパリッとした食感が楽しめる。
第6位は、倉崎海産の「花瑠&花星(オイル&オイスター)」(1,998円)。広島湾の自社の養殖場でとれた新鮮な牡蠣を香ばしく焼き、醤油で軽く味を調えて、純正コーン油に漬けた商品。まるでフォアグラのように柔らかくしっとりとした食感だとか。中身の牡蠣だけでなく、牡蠣が漬かっていた旨みたっぷりのオイルは料理にも使用できる。
第7位は、やまだ屋の「桐葉菓(とうようか)」(180円)。もち粉の生地で餡を包み、優しい甘さともちもち食感が特徴の県民に愛される銘菓。広島県内では、「もみじ饅頭派?それとも桐葉菓派?」と聞かれるほどだとか。オーブンで軽く焼くと、表面は「カリっ」、中はほっこりとした、焼きたてのようなおいしさが味わえる。
第8位は、広島県果実農業協同組合の「因島のはっさくゼリー」(226円)。八朔の発祥の地、因島で生まれたはっさくゼリーは、新鮮な八朔の果実がたっぷり入っており、爽やかな酸味とまろやかなゼリーの味わいが人気。甘さも控えめで、つるんとした舌触りとはっさくの食感が楽しめる。
第9位は、広島海苔の「かき醤油味付のり」(540円)。海苔産地より厳選した良質海苔のみを使用。味付けにはタウリンや亜鉛、ビタミンB6などの豊富な栄養素を含んだ、広島産牡蠣のエキスをたっぷりと配合している。牡蠣の濃厚な香りと風味を加えた、ご飯のお供にぴったりの一品。
第10位は熊野筆セレクトショップオリジナル商品の「SS マストアイテムセット」(44,000円)。平成28年にオバマ元米大統領が被爆地・広島市に訪問された際に、元大統領婦人と2人の令嬢に贈呈した化粧筆セットのリニューアル品。180年の歴史を持つ熊野筆の技術と毛筆の素材を最大限に生かした、化粧筆メイクに必要なアイテムを厳選したセット。
"殿堂入り"の「もみじ饅頭」は、広島県の伝統的なお菓子。ほんのり甘く香ばしい生地の中身は、定番の餡だけでなく、カスタードやチーズ、抹茶など様々。季節限定の味なども展開されている。