桜田ひよりの頼もしい座長ぶり

――座長の桜田さんの印象を教えてください。

初めてお会いしたときに「何て呼んだらいいですか?」って気さくに話しかけてくださって。優しいし、現場を素敵な雰囲気にしてくださっているのを感じます。お芝居の面では、「演技がすごいな」と逆に思わないくらい自然なんです。現場ではずっと福で。芝居をしている感じがしないって本当にすごいなと思います。

――映画『バジーノイズ』では、桜田さんとJO1の川西拓実さんがW主演を務めていましたが、どちらかから、お話を聞くことはありましたか。

拓実が人見知りすぎて、桜田さんが監督と「どうすれば川西拓実とコミュニケーションが取れるか」と話し合ったと言っていて。何をさせてるんだ拓実、という話なんですけど(笑)。監督とそんなコミュニケーションを取っているところも頼もしいなと思いました。でも、細田くんにも同じ魅力を感じるんですよね。今日、一緒にインタビューを受ける機会があったのですが、細田くんの作品への思いを聞くと、より一層頑張ろうと気が引き締まったし、大切に作られた作品に出演させてもらっているんだと改めて感じました。

――今作では高校生役として制服を着ますが、いかがですか。

JO1で制服を着る企画のときはコスプレでも成立するのですが、今作では17歳にならなきゃいけないので、着られてうれしいというよりは、ちゃんと高校生に見えるだろうかというプレッシャーがありましたね。

  • 河野純喜

  • 河野純喜

“やりたいこと”と“得意なこと”で悩んだ高校生時代

――河野さんは高校生の頃、どんな悩みを持っていましたか。

高校生の頃は、受験勉強をしまくっていた思い出があります。もともと理系のクラスにいて、メーカーで何かを作るような研究職を目指していたんですが、グローバルな進路にも興味が出てきて、英語も頑張ってみたいなと。やりたいのは文系、でも得意なのはそれまでやってきた理系ということで、やりたいことと得意なこと、どちらを選ぶかすごく悩みました。結局は文転したのですが、受験は理系科目でカバーできたので、やりたいことを、得意なことで叶えることができたんです。

――今、同じように進路で悩んでいる方にアドバイスを送るなら。

何を選んでも絶対正解だから、この先、あの選択は正解だったと堂々と言うためにも、その瞬間、瞬間を後悔せず、がむしゃらに頑張ってほしいなと思います。

――ドラマ出演でさらに忙しくなると思うのですが、グループ活動との両立で心がけたいことはありますか。

毎日本当に楽しいので、“楽しむ”という気持ちだけは守り続けたいと思います。体力的にしんどくなる瞬間はあると思うのですが、そのときにネガティブな気持ちに負けないように、ずっと楽しんでいたいです。

――では最後に、視聴者の方へのメッセージをお願いします。

高校生だけではなく、その親御さん、すべての方々にメッセージを届けられる作品だと思います。高校生にとっては、共感できる部分も多いはずです。矢沢と飯田にも、福と宝とはまた違った、微笑ましい青春を感じられるシーンがたくさんあるのでぜひ注目してください。

  • 河野純喜

  • 河野純喜

■河野純喜
1998年1月20日生まれ、奈良県出身。サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』で選ばれた11人組グローバルボーイズグループ・JO1のメンバー。2020年3月に「PROTOSTAR」でCDデビュー、メインボーカルとしてグループを牽引。『あの子の子ども』で連続ドラマ初出演を果たす。