元プロ野球選手で野球解説者の赤星憲広氏が21日、YouTubeチャンネル『赤星憲広の入ってねぇーんだよ!』で公開された動画「【首位奪還へ】この3人次第で連覇も見えてくるキーマンとは」に出演。阪神の4番に据えてほしいと思う選手について語った。

赤星憲広氏

今一番、4番でなんとかしてくれそうな選手

主軸の佐藤輝明、大山悠輔の不振により、近本光司が4番に座るなど、苦戦を強いられている阪神。赤星氏は「どっちかと言うと、固定してるチームのほうが今少ない気がするんで、打順を変えるのはありだと思うんですけど」と前置きしつつ、「僕みたいにね、1番か2番しか打たないバッターは1番か2番なんでどっちでもいいんですけど、近本くんみたいにさ、1番、2番、3番、4番ってなってくると、意識はしてないにしてもやっぱり、『4番だよ』っていうのはどこかにあるだろうし」と、近本に与える心理的な影響を指摘する。

続けて、「でも、前川くんを4番にするってのは、岡田監督は考えてないんじゃないかな。今、彼まで調子を落としてしまうと、かなりヤバい状況なので」と、売り出し中の前川右京に触れたうえで、「正直、4番に関しては、僕は今の状況なら誰でもいいかなってのがあって。ただどちらかと言えば、近本、中野(拓夢)、森下(翔太)、前川以外が4番で。例えばグッチ(原口文仁)が出たらグッチが4番とかね」「僕らの時で言うと、八木さん4番とか」と、2003年時の八木裕氏の活躍を例に挙げ、原口文仁の存在に言及。

さらに、「4番を固定できない、イコール、逆に日替わりでもいいかなって思ったりするね」と語り、「ただやっぱり、4番になっても別にそんなに意識しない選手はいると思うので。グッチは4番でもいいと思うのね。今一番、4番でなんとかしてくれそうなのはグッチかなと思うので」と、原口を4番候補として推薦していた。

なお、22日の試合では1軍に復帰して2戦目の大山が、2回に5月3日以来50日ぶりとなる4号ソロを放つなど、適時打を含む2打点で復調の兆しを示している。

【編集部MEMO】
『赤星憲広の入ってねぇーんだよ!』は、「LITEVIEW」アプリで毎週月曜(20:00~20:30)に放送されている音声番組。『Going! Sports&News』(日本テレビ系)や『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)などで野球解説者として活躍する赤星憲広氏が、“ならでは”の野球トークを繰り広げる。番組には不定期でゲストも登場。これまでに、濱中治氏や八木裕氏をはじめとする阪神のOB選手や、オリックスのT-岡田や中川圭太らが登場している。公式YouTubeチャンネルでは、番組のダイジェスト版が毎週金曜に配信中。