女優の生田絵梨花が主演を務めるABCテレビ・テレビ朝日系ドラマ『素晴らしき哉、先生!』(2024年夏スタート 毎週日曜22:00~)の先生・保護者役のキャストが18日に公開された。

  • 上段左から葉山奨之、桐山漣、萬田久子、柳沢慎吾、下段左から浜谷健司、鈴木紗理奈、田口浩正 (C)ABCテレビ

■生田絵梨花、地上波連ドラ初主演『素晴らしき哉、先生!』

生田が地上波連続ドラマ初主演を務めるオリジナルの今作は、不本意にも担任を持たされ、辞め時を逸してしまった2年目の高校教師・笹岡りおが、なんだかんだ生徒のために奮闘を続ける中で人間として変ぼうを遂げていく成長物語。

■先生になりたての熱血副担任に葉山奨之

生田が演じる2年目の国語教師・りおと一緒に、3年C組のために奮闘する副担任・山添快斗を演じるのは葉山奨之。学生時代にサッカーに打ち込んだ快斗は、初対面の保護者にも臆せず英語で挨拶してしまうような元気はつらつの英語教師だ。始まったばかりの教師人生に目を輝かせる快斗だが、新人の彼は教師の仕事がなんたるかをまだ知らない。そんな快斗が、はたしてりおのサポート役として機能するのか。葉山が生み出すフレッシュでエネルギッシュな快斗と、生田演じるりおの新米コンビに注目だ。

■仕事よりもプライベート、実利主義の先輩教師に桐山漣

りおの先輩で良き相談相手でもある美術教師・大隈豪を演じるのは桐山漣。何よりも実利を優先する豪は残業や休日業務の要請には一切応じないため、職員室ではひんしゅくを買っているが、本人はどこ吹く風。なにかと抱えがちなりおにも、「頑張る必要ないからね」と、仕事とのほどほどな距離感を説く。熱心な教師像とは反対のふるまいが目につく豪だが、実はそうなった理由があり……。物語の進展とともに明らかになる豪先生の真実とは。

■昭和の時代を知る旧タイプの体育教師に浜谷健司

昔ながらの熱血体育教師・木元重明を演じるのは浜谷健司(ハマカーン)。問題に直面した時、木元は教師として真っ当な意見を述べるのだが、解決にあまり役立たないため、りおたち若手教師からやや煙たがられている。特に、豪とは対極的な考えを持ち、働き方をめぐって激しくぶつかる場面も!? 旧型の教師像を役者・浜谷がどう表現していくのか。

■スナックを営む 問題生徒の母親役に鈴木紗理奈

3年C組の生徒、沢井谷玲奈の母・夏子を演じるのは鈴木紗理奈。玲奈をはじめ3人の子どもを持つシングルマザーの夏子は、酒・金・男に自由奔放で、愛情が無いわけではないが子育てはおざなり。玲奈の将来も考えず夜のバイトをさせたり、学校との面談にも応じなかったり、玲奈だけでなくりおたち教師をも苦しめる。そんな夏子の言動が呼び水となり、ついにはある事件がぼっ発。巻き込まれるりおたちの運命は。トラブルメーカーでありながらどこか憎めない毒母役に挑む、鈴木の演技に期待が高まりそうだ。

■玲奈と夏子の上客? に田口浩正

玲奈が働く夜の店に通う、羽ぶりのいい客・吉沢誠を演じるのは田口浩正。吉沢は玲奈を気に入り、すぐに玲奈の母・夏子が経営するスナックにも顔を出すように。実はりおの父親とも関係のある吉沢ですが、その正体は……。物語の後半で重要な鍵を握ることになる。

■理解ある学園長役に萬田久子

りおが勤める星陽学園の学園長・山城陽子を演じるのは萬田久子。より良き学園づくりを目指す優れた教育者の陽子は、若い教師たちの感性を素直に享受し、相手の立場から物事を考えられる人物だ。一方、好きな言葉は「前代未聞」で、りおもびっくりな判断を下すことも。サバサバと単刀直入かつ大胆な学園長を萬田がどう演じていくのか。

■ザ・中間管理職の教頭役に柳沢慎吾

管理職の典型で、常に小言を言っている星陽学園の教頭・中路克博を演じるのは柳沢慎吾。面倒事は体よく若手に振り、現場には極力関わろうとしない中路だが、いざとなれば権力に対して頭を下げることは、りおたちより断然得意。それが保身のためなのか、実は先生や生徒を守るためなのか、中路の心情や行動原理も柳沢が丁寧に表現していく。

【編集部MEMO】
笹岡りお(生田絵梨花)は、夢と希望を胸に教育現場に飛び込んだZ世代の高校教師。しかし、その過酷さは想像を絶し、2年目にして退職を考えるほどストレスフルな毎日を送っている。「自由」を拡大解釈し奔放に振る舞う生徒たち、学校に過度な期待を寄せる保護者や近隣住民、トラブル処理を若手に押し付けてくる年配教師。りおはそんな毎日の愚痴をSNSの裏アカウントに吐き出したり、優しい彼氏に聞いてもらったり、「先生だって人間だ!」と適度に発散しながら持ち前の元気と明るさでどうにかバランスを保っている。しかし、その我慢もとうとう限界に到達。辞職を決意するが、同じタイミングでクラス担任に急きょ欠員が発生し、穴埋めのお鉢が、なぜかりおに回ってきてしまう。初めての担任で3年生を任されることとなったりおの教師生活は、さらなる茨の道に突入! はたしてりおの運命は……。