西武鉄道と清瀬市は11日、清瀬駅開業100周年記念式典を実施。清瀬市出身の釈由美子さん、鉄道好きとして知られる中川家の礼二さん、鈴川絢子さんらが100周年を祝った。中森明菜さんの楽曲を発車メロディーに使用することも発表された。

  • 清瀬駅開業100周年記念トレイン出発式に臨む礼二さんと鈴川絢子さん

式典では、清瀬市長を交えたトークセッションも実施され、釈由美子さんは清瀬にまつわる思い出など、礼二さんと鈴川絢子さんは鉄道にまつわるトークを繰り広げた。

続いて、清瀬駅の新たな発車メロディーを清瀬市出身の歌手、中森明菜さんの楽曲に変更することを発表。楽曲の選定に中森さんも加わり、上りホームは朝に乗る人が多いことから、元気が出る曲として「DESIRE -情熱-」、下りホームは夜に疲れて帰ってきた人への癒しをイメージした「セカンド・ラブ」を選曲したという。中森明菜さんからの直筆メッセージボードを披露した。新たな発車メロディーは6月11日から使用されている。

最後に、旧西武鉄道の「2色塗り(黄色と茶色)」復刻ラッピング車両をベースに開業100周年記念事業公式ロゴマークや歴代の清瀬駅駅舎、清瀬市公式キャラクター「ニンニンくん」のラッピングを施した「清瀬駅開業100周年記念トレイン」の出発式を行い、式典は終了した。

  • 釈由美子さん、礼二さん、鈴川絢子さんらによるテープカット

  • トークセッションの様子

  • 清瀬駅開業100周年記念トレイン外観

  • 中森明菜さんのメッセージボードが披露された

西武鉄道の取締役会長、後藤高志氏は、「開業100周年という歴史的な節目を迎え、地域の皆さまとの絆や誇りを再認識することができました」「次の100年に向け、地域交通の中心としての役割をより一層果たしていきたい」と挨拶した。