デッドプールとウルヴァリンの活躍を描く映画『デッドプール&ウルヴァリン』(7月26日公開)の日本版声優が6日、発表された。
不治の病を治療するために受けた人体実験で、自らの容姿と引き換えに不死身の肉体を手に入れた元傭兵のウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)。自分のことを“俺ちゃん”と呼び、戦う理由は超個人的。映画の世界を飛び超えて観客にむかって話しかけるなど、なんでもアリの“破天荒なクソ無責任ヒーロー”デッドプールとして活躍する彼は、二本の日本刀と二丁拳銃を使いこなす過激でアクロバティックな戦闘スタイル。そんな彼が大切なファミリーのために世界の命運をかけたある壮大なミッションに挑むことに!?
デッドプールが助けを求めたのは、予測不可能なこのミッションのカギを握るウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)。ウルヴァリンといえば、デッドプールが“爪野郎”と呼び、これまで何度もいじり倒してきた人気キャラクターで、“キレるとヤバい、最恐アウトロー”。驚異的な治癒能力と不死身の肉体を持つウルヴァリンは、これまで、獣のような闘争本能と人間としての優しい心の間で葛藤しながらも、世界平和のため、すべてを斬り裂く超金属の爪を武器に戦ってきたが、彼には戦いから遠ざかっていた“ある理由”があった。今回は、毒舌&テキトーで下ネタ連発なのに、なぜか憎めないデッドプールとタッグを組み、世界の命運を賭け暴れまわることに。全く異なる個性の2人は、手を携え、世界を守ることができるのか?
このたび、本作に登場する個性派揃いのキャラクターたちに命を吹き込んだ日本版声優陣が一挙発表。デッドプール役として加瀬康之が、ウルヴァリン役として山路和弘が、歴代作品に続きカムバック。R指定ヒーローコンビとして大暴れする。さらに、デッドプール、ウルヴァリンそれぞれの物語を彩ってきた“愉快なオトモダチ”役として、林真里花、三上哲、一柳みる、忽那汐里(本人)、影平隆一、嶋村侑の続投も決定。お馴染みの面々演じるクセモノキャラクターたちが物語をさらに大きくかき乱す。
そして、主人公を演じることとなった加瀬・山路より喜びのコメントが到着。これまでも演じてきたデッドプール役に決まったときの心境について「ホッと一安心と、前回以上に頑張らないとという気持ち」と振り返った加瀬は、「やってることはめちゃくちゃで破天荒。口も悪いし、下ネタ連発(笑)でもなんか憎めないんですよね。あとは“第四の壁”を超えちゃうところも魅力です」とデッドプールの唯一無二のキャラクター性をアピールする。
対する山路は、「(これまでの作品で)一人の不良(ウルヴァリン)が長い長い年月をかけ、思慮深い存在になって行くのを、この付き合いで体感してきた。な、な、なのに、ひょっとしてまた戻れと?!」と、本作で描かれるウルヴァリンの新たなドラマに胸が高鳴っている様子で、デッドプールとの掛け合わせについても、「全くタイプの違うハチャメチャ野郎達。しかし案外いいコンビかも。(2人がタッグを組むことによる)大爆発、大激震に期待したいですね」とコメントしている。
加瀬もデッドプールとウルヴァリンが揃うことでの化学反応に期待しているといい、「楽しみでしかないです!味方なんだろうけど...ずっと言い合ってるのかな(笑)まざらないと思います!色んなやらかしを期待してます(笑)」と話している。
これまでも、型破りな演出の数々で観客たちを驚かせ続けてきた「デッドプール」シリーズ。正反対の2人が融合することで、さらに過激さを増すこととなりそうな本作について山路は、「“マーベル、こんな事していいのか、こんな事言っていいのか?!”とデップーで思った方。(最新作は)もっと酷い事になるでしょう!化学反応は×2です。いや、×5くらいかな。何しろまだ見てないし(もしかするともっとかも)…!」と期待のコメント。加瀬も「またまた記録作っちゃいましょー!!!」と意気込みを口にした。
【編集部MEMO】
本作を手掛けたのは、『フリー・ガイ』「ナイト・ミュージアム」シリーズのショーン・レヴィ。近年では、製作総指揮・監督として、Netflixのドラマシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」にも携わった。
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