元プロ野球選手で野球解説者の赤星憲広氏が5月26日、YouTubeチャンネル「ytv阪神応援チャンネル『トラトラタイガース』」で公開された動画「【赤星憲広×能見篤史】(1/2)交流戦に向け、パ・リーグを徹底分析!」に登場。両リーグで「抜けてる」と絶賛するチームについて語った。

赤星憲広氏

阪神の交流戦スケジュールを懸念

今回、自身と同じ阪神OBである能見篤史氏とともにゲスト出演した赤星氏。阪神は交流戦の最後にソフトバンクと当たるが、そのソフトバンクについて、能見氏は「最後にここ? っていう。しかもPayPay(ドーム)でしょ? ピッチャー次第になるんじゃないですかね」「でもソフトバンク、ピッチャーいいんで……」と、かなりの強敵だと訴える。

続いて、赤星氏も「まあでも正直、この日程を見た時に阪神にとってはあまり良くない日程だと思いましたけどね」と、交流戦のスケジュールに言及。「最初に調子のいい日本ハムとやることによって、ここで勢いをつけられればいいんですけど、もし仮にね、仮にだよ? 1勝2敗とか3タテをくらうようなことがあって、頑張って盛り返してきとこに、またソフトバンクが最後っていうところでいうと、ちょっと嫌な感じのスケジュールだと思うんですけど……」と懸念した。

その後、「ソフトバンク、ヤバいですよ」「気持ち的に、打線がしんどすぎて」と能見氏と話すと、赤星氏も「クリーンアップがやっぱり、今までよりも山川選手が入ったことと、ギータと近藤くんが調子いいしね、ずっと。1番の周東くんも調子が良くて、彼を出したらえらいことになるわけじゃないですか?」「クリーンアップの調子がいいチームって、12球団を見てもあんまないんですよ」「で、下位にも結構いいバッターがいるから」と絶賛。

さらに、DH制やPayPayドームで試合が行われることにも触れて、「……ヤバいよ」と本音を打ち明けながら、「セ・リーグでいくら打つチームがあったとして、チーム打率が2割4分台なんだよね。ソフトバンクは2割6分台あるんですよ。2分違うんで。阪神とは4分違うわけよ。それって相当よ」「それ考えると、ちょっとソフトバンクは今年に関して言うと、抜けてるかなってのがあるんで」と、チーム打率についても言い及んでいた。

【編集部MEMO】
「ytv阪神応援チャンネル『トラトラタイガース』」は、読売テレビで20年以上にわたり放送されていた阪神タイガース応援番組『週刊トラトラタイガース』が、YouTubeチャンネルとして復活したもの。オープン戦から阪神の試合のハイライトなどを中心に配信しており、同年5月に公式Twitterも開設した。動画には、赤星憲広氏や鳥谷敬氏ら阪神OBのレジェンドも登場し、シーズン中の阪神についての解説だけでなく、現役時代の秘話も語っている。