テレビ朝日系特番『タモリステーション』「インバウンド最前線~訪日外国人に学ぶ日本の観光底力〜」が、きょう1日(20:54~)に放送される。

  • タモリ=テレビ朝日提供

■タモリ、新宿ゴールデン街の思い出語る

今回の『タモリステーション』のテーマは、3月、4月と月間の訪日外国人数が300万人を超え、空前の盛り上がりを見せている“インバウンド”。今、外国人観光客であふれかえっているという新宿ゴールデン街のスナックをスタジオに完全再現し、“世界が認める観光地”岩手・盛岡をタモリ自ら歩き、独自調査を繰り広げていく。スタジオゲストには、航空・旅行アナリストで帝京大学非常勤講師の鳥海高太朗氏、インバウンドでのマーケティング論を専門とする桃山学院大学副学長の辻本法子氏、そして父親がアメリカ人で自身も留学経験を持つ女優・宮澤エマを迎え、“なぜ今、多くの外国人旅行客が日本を訪れているのか”“今、外国人旅行客は日本に何を求めているのか”を徹底検証していく。

スタジオに出現した昭和感満載のスナックのセットに、タモリは「本当に細部までよく再現していますね。あの湯沸かし器も懐かしい」とうなりまくり。取材VTRにも「(かつてのゴールデン街と)雰囲気がまったく違う! 想像を超えていた……」と驚く。収録後の取材でも、「私は“ゴールデン街育ちの芸人”のようにいわれますが、実はあまりゴールデン街には行かなかったんですよ。我々の時代、ゴールデン街は“議論をふっかけてはケンカをするのが大人の飲み方”という熱い場所だったんですよね。いちど赤塚不二夫さんと行って“コイツ、面白いヤツなんだよ!”と紹介されたので牧師のものまねを披露したら、怒鳴られたことがありました(笑)。今のように和気あいあいといった世界ではなかったのでこんなディープなところに旅行客がたくさん訪れているなんて本当に信じられないですね」と、自身の思い出を明かした。

■タモリ・森山みなみアナがわんこそばに挑戦

また、タモリは昨年、アメリカ・ニューヨークタイムズ紙の特集記事“2023年に訪れるべき世界の52カ所”に取り上げられた、岩手県盛岡市へ。ニューヨークタイムズに盛岡の紹介記事を寄稿したライターのクレイグ・モド氏、森山みなみアナウンサーとともに“外国人観光客は盛岡のここに感動した! ベスト10”をめぐり、出会った外国人になぜ旅先に盛岡を選んだのか、直撃取材していく。外国人観光客にも人気の老舗わんこそば店では、100杯以上食べると“証明手形”を授与されるというご褒美があるということで、タモリたち一行も100杯に挑戦することに。森山アナが意外な大食いっぷりを発揮、目標を超える105杯という大記録を打ち立てる。タモリも最初は「これ、(100杯)いけるんじゃないかな。だんだんノってくるね」と余裕のスタートを切ったものの、次から次へと容赦なく椀にそばを追加されていくうちに、いつしか限界が。はたして、タモリの記録は!? タモリは「わんこそばはだんだんと闘争心が出てくる。途中からなぜか“負けるもんか”という気持ちになってくるから面白い。それにしても森山アナは根性があるなと思いました」と、世界的にもユニークな食体験を称賛。続けて「地方都市は、よく“何もない”といわれますが、そうではない。奥深いものを秘めているんですよね」と、今回のロケで実感した思いを語った。

【編集部MEMO】『タモリステーション』
2022年1月、司会者・タモリを迎えて始動した、テレビ朝日の大型特番。これまでに、スポーツや災害、気候変動、日本の海と魚など多彩なテーマを深掘りし、緊急生放送ではウクライナ侵攻の真実を伝えて反響を巻き起こしてきた。