『Endless SHOCK』エターナル編公演千穐楽記念カーテンコールが31日に東京・帝国劇場で行われ、堂本光一、佐藤勝利(timelesz)、越岡裕貴、松崎祐介、中村麗乃(乃木坂46)、島田歌穂らが登場した。

同作は2000年より開幕したシリーズで、2005年からは堂本自身が脚本や演出にも参加した『Endless SHOCK』として、内容を刷新しながら上演している。ニューヨーク・ブロードウェイを舞台に、ショーへの信念を持ち続けるコウイチ(堂本光一)とカンパニーの姿を描く。2024年は4月11日~5月31日の帝国劇場(本編・エターナル編同時上演)を皮切りに、7月~8月に梅田芸術劇場(本編のみ)、9月博多座(本編のみ)、そして11月に再度帝国劇場(本編のみ)と、全国ツアーを予定している。

■『Endless SHOCK -Eternal-』千穐楽記念カーテンコールに堂本光一が登場

今回、『Endless SHOCK』本編の回想をしながら3年後の世界を描く、『Endless SHOCK -Eternal-』が帝国劇場で千秋楽を迎えたことにより、くす玉が登場。また観客には入場時に白い百合が配られており、1,900本のユリで堂本を祝うと「昔のフラワーロックみたい!」とゆらゆらと真似をする。「麗乃ちゃん知ってる?」と尋ねるが、中村は「ごめんなさい、わかんないです!」とジェネレーションギャップ。尾崎龍星も「わかんないです」と答え、堂本が「歌穂さん知ってますよね? フラワーロック」と話を振ると、島田は「わからない」と、とぼけていた。

さらに、通路からは真っ白なユリの花束を抱えた井上芳雄が登場し、「ミュージカル界のユリの王子こと……言われたことないけど、井上芳雄です!」とステージへ。堂本が「王子が王子を」とエスコートすると、井上は「姫の気分です」と喜びつつ、島田に「歌穂さん、フラワーロック知ってるでしょうよ!」とツッコんでいた。

改めて堂本は「コロナ禍の時に、どうやったらエンタメの灯を消さずにやることができるのかを考えて生み出したのが、この『-Eternal-』という作品なんです。今はいろんな規制が解除されたので、ストーリーとしても見応えとしても、いいものになるように進化させてきた作品」と表す。「『SHOCK』の本編は前向きに終わってるっぽいんですけど曖昧になっていて、この『-Eternal-』をご覧いただくと悲しい空気感はあるんですけど、コウイチという役からすると、みんなが前に進んでいるのを見届けられる作品なんです。そういった意味では、前向きになれる作品だなと感じていて。 それによってコウイチもやっと天に昇ることができたのかなというような作品になっているので、 これから先、大阪、博多、そしてまた帝劇がありますけど、『-Eternal-』はやらないので、もう一生コウイチはどこかで彷徨ってる」と冗談めかしてコメント。

また佐藤は「僕の節目には帝劇があるというか、初めて観させていただいたのも帝国劇場で『SHOCK』でしたし、デビュー記者会見も帝国劇場でしたし、 自分が帝劇で主演をやらせていただいたこともあるんですけど、それから年月が経って、改めて光一くんに帝劇の『SHOCK』に引っ張り上げていただいたというか。節目に帝劇があって、ここから見る景色をまた、光一くんの横で見れているのがすごく感慨深いなと思いました」と語った。

最後に堂本は「作品というのはお客さんの目があって、どんどん成長していくものだと思うんですよね。演出している方だけじゃなくて、キャスト1人1人がその役を育てて、 結果的に作品がどんどん良くなっていくという、その過程を見て取れた部分もあったので、自分も本当に勉強になりました。1つの節目ではありますが、『-Eternal-』でも『みんなの思いが積み重なれば、そこにいるんじゃないかな』という オーナーのセリフもありますので、そうやって皆さんに思い浮かべていただいて、 コウイチを復活させていただければと思います」とメッセージを送った。