JR東日本水戸支社は17日、夏の期間(7月1日から9月30日まで)に運転する臨時列車の概要を発表した。水郡線で7月6・7日に臨時列車の快速「懐かしの水郡110系号」が運転され、レトロ調にラッピングされたキハ110系が初めて水郡線で運転されるという。

  • キハ110系レトロラッピング車両を使用し、水郡線で臨時列車の快速「懐かしの水郡110系号」が運転される

現在、水郡線の列車はすべてキハE130系による運転だが、2007(平成19)年にキハE130形がデビューするまで、水郡線の列車はキハ110系による運転だった。新規設定される臨時列車の快速「懐かしの水郡110系号」は、東北本線・陸羽東線の「快速湯けむり号」などで活躍するキハ110系のレトロラッピング車両を使用し、水郡線の水戸~常陸大子間で1往復運転。リクライニング仕様の座席で快適に過ごしつつ、夏の自然豊かな水郡線沿線の車窓風景を楽しめる列車となる。

「懐かしの水郡110系号」は7月6・7日に運転。下り列車は水戸駅9時54分発・常陸大子駅11時9分着、上り列車は常陸大子駅16時7分発・水戸駅17時34分着とされ、水戸~常陸大子間で途中の上菅谷駅、常陸大宮駅、上小川駅、袋田駅に停車する。使用するキハ110系のレトロラッピング車両は2両編成。全車指定席(定員108名)で運転される。