映画『帰ってきた あぶない刑事』(5月24日公開)に出演する、土屋太鳳のメイキング写真およびコメントが10日に公開された。

  • 左から土屋太鳳、柴田恭兵、舘ひろし (C)2024「帰ってきた あぶない刑事」製作委員会

■映画『帰ってきた あぶない刑事』でシリーズに初出演する土屋太鳳

映画『あぶ刑事』シリーズ8年ぶりとなる最新作に新たな風を吹かせるのが、タカ(舘ひろし)&ユージ(柴田恭兵)の“娘”かもしれない存在として登場するヒロイン、永峰彩夏だ。彩夏は、タカとユージが営む「T&Y探偵事務所」にとって記念すべき初の依頼者。しかし、その依頼は“母・夏子を探してほしい”という予想外の内容だった。

実はタカとユージにとって夏子は旧知の仲であり、大切な女性。彩夏と母親探しを共にする中、恐れ知らずで大胆不敵な行動をとる彩夏の姿はどことなく自分たちと似ていて、「もしかしたら娘かも!?」と探り合うタカとユージだが、父親のような優しい笑顔で彩夏を見つめる2人の新たな一面が垣間見えるのも、本作の見どころの一つとなっている。

彩夏を演じたのは、『あぶ刑事』シリーズ初参加となる土屋太鳳。オファー時の心境について、「いつかご一緒したいと思っていた『あぶ刑事』のお二人と共演できると聞いて“やります! 絶対やります!”って、すごく嬉しかったです」とレジェンド作品に参加する興奮を隠しきれなかった様子を明かしている。

あえてテレビシリーズは見ずに撮影に挑んだそうで、「彩夏は現役のタカとユージを知らない若い世代なので、過去の『あぶ刑事』シリーズをおさらいするというよりも、80年代の女優さんらしさ、野生的でクールな感じを出せるように臨みました」と役作りについて回顧する。クランクインから約1週間後、3人が初めて顔をあわせるファーストカットの日には、舘と柴田の阿吽の呼吸になんとも絶妙なタイミングで入っていき、本当に娘かもしれないと思わせる、抜群のコメディ力を発揮していたという。

土屋は舘と柴田の魅力について「スタッフさんをもファンにさせていくという、少年のようでもあり、色気もあって素敵だなと思います」と力説し、そんな2人の姿から刺激を受けていたという。「ずっと一緒にいたいって思うくらい毎日が楽しくて、一瞬一瞬が本当にかけがえのない時間でした。シリアスな中に面白さを入れていくのはすごく難しいことだと思うんですが、お二人がアイデアを出し合ってどんどん面白くしていく姿に、それが『あぶない刑事』ならではの魅力なんだろうなって感じました」と語る。さらに土屋は、本作の見どころの一つとして「アドリブ満載のアクションシーン」を挙げ、「銃撃戦の中にどんなコミカルな部分が入っていくのかは見どころです」と太鼓判を押している。

公開されたメイキング写真では、タカ&ユージと“親子水入らず”の3ショットでピースする土屋の姿や、レクチャーを受けながらハーレーにまたがる姿も捉えられている。

(C)2024「帰ってきた あぶない刑事」製作委員会