本格的に暖かくなり、春の訪れを感じる季節となりました。新たな環境の始まりで、慌ただしい日々を過ごしてる人も多いのではないでしょうか?今回は、この季節に起こりやすい「5月病」にならないようにするために必要なことを紹介します。

5月病とは?

5月病とは、新しい環境や生活スタイルへの適応により、心身にストレスや疲労が溜まり、気分の落ち込みや、やる気の低下、身体の不調が現れる状態のことです。特に新年度や新しい職場、学校でのスタート時期に多く見られます。

主な症状として、なかなか眠れない、身体が疲れやすい、やる気が出ない、落ち込みやすいことなどがあげられます。

5月病になるのは新人社員や学生だけではない

5月病になるのは新人社員や学生だけだと思っていませんか?実は5月病は誰にでも起こる可能性があります。仕事の変化やプライベートの変化だけでなく、春先の気候の変化による疲労、年度末に向けた多忙な日々が続いたことの疲労などのようなストレスがあげられるでしょう。

人事異動や転職など環境が変わった人は注意

また、この春に人事異動や転職など新しい環境になった方々も注意が必要です。新しい環境で大きな変化を経験し、環境に適応するためのストレスであったり、過度の期待によって5月病になる可能性が高まる可能性があります。5月病になる前に、対策を講じる必要があるでしょう。

5月病にならないために

5月病にならないために、3つの対策をご紹介していきます。

・十分な睡眠時間を確保しましょう
十分な睡眠やリラックスタイムを確保し、心身の疲労を癒しましょう。無理な働き方や過度な心身の負荷は避けて、自分のペースを大切にするよう心がけましょう。

・体を動かしストレスを発散しましょう
適度な運動やストレッチを心がけて、ストレスを軽減しましょう。5月病は、ストレスが原因となっていますので、運動によるストレス軽減は大変効果的です。

・お金の心配は解消しましょう
貯蓄や投資を計画的に行うことで、お金の不安を解消できます。またプロに保険や資産運用の相談もしてみるのもお金の心配を解消できる近道です。お金の面でも安心感を得て、5月病を乗り越えていきましょう。

それでもなってしまう事も…

対策をしたからと言って絶対にならないものではありません。もし、なってしまった時の為にどのような備えが必要かも理解しておきましょう。

傷病手当金

健康保険には長期で仕事を休んでしまうケースに備え傷病手当金という制度があります。ただし、給付を受け取るには条件がありますので、しっかりと確認しておきましょう。

全国健康保険協会 協会けんぽ:病気やケガで会社を休んだとき(傷病手当金)

民間の保険で備える

傷病手当金の支給は、すべてのリスクをカバーできるものではありません。国民健康保険では対象にならないケースがほとんどです。

心配であれば民間の保険会社の「就業不能保険」や「所得補償保険」を検討されると良いでしょう。特に所得補償保険は会社の団体扱いで加入すると保険料が割安になることもあります。

まとめ

今回は、5月病にならない方法をご紹介しましたがいかがでしたか?今からできることとして、自分自身の生活習慣を見直し、改善できるところは改善していきましょう。気分転換で運動を行ったり、十分な睡眠時間を確保したり、金銭面でも安心感を持って生活することが大切です。5月病にならないために、いろいろ対策を行い、心身ともに健康に過ごせるようにしていきましょう。

この記事を執筆したファイナンシャルプランナー紹介


小峰一真(こみねかずま)
所属:マイホームFP株式会社