春の陽気を感じられるようになった今日この頃。晴れた日は、自転車に乗って季節を満喫するのも良いですよね。

ヤマハ発動機から、週末の街乗りから通勤にもぴったりなシンプルで上質なデザインの新型電動アシスト自転車「PAS CRAIG(パス クレイグ)」(メーカー希望小売価格129,000円)が3月29日より登場しました。実際に試乗し、その乗り心地や魅力を体験したレポートをお届けします!

シンプルで軽快、洗練されたシティモデル

電動アシスト自転車といえば、安定感のある"ママチャリ"や子乗せタイプ、そしてスポーティなe-bikeの印象が強いもの。電動アシストは欲しいけれど、デザインはこだわりたいし、スポーティ過ぎないものがほしい……そんな時に出会ったのが、ヤマハ発動機から発売された普段使いにちょうど良い「PAS CRAIG(パス クレイグ)」です。

  • 「PAS CRAIG」(カラー:マットラベンダー)メーカー希望小売価格 129,000円

「PAS CRAIG」は、"Urban Outrunner"をコンセプトとした、週末の街乗りから通勤など街中の様々なシーンにフィットするシンプルで上質なデザインにこだわった「PAS」シリーズの最新モデルです。

カラーのラインナップは、ファッショナブルでありながら高品質な印象を与える「マットラベンダー」、知的で落ち着いた印象の「マットグレイッシュベージュ」、シンプルでどんな服装にも合わせやすい「マットジェットブラック」の全3色を展開。

  • ダイヤモンド型フレーム

パイプフレームは全体的に細身でシンプルかつスタイリッシュさを演出し、走行性能と高剛性を両立したダイヤモンド型フレームを採用しています。ブラックリムを使用するなど細部の配色までこだわったカラーリングが特徴となっています。

  • シンプルで統一感のあるブラックリム

また、チェーンカバーや泥よけをコンパクトにするなど、デザインとスペックのバランスにこだわった細やかな工夫が施されているのもポイントです。

  • コンパクトなチェーンカバーと泥よけ

総重量は21.6kg、適応身長の目安は156cm以上、価格も12万円台と、街乗りの電動アシスト自転車に初めて挑戦したい男性にもぴったりなスペックです。

  • 171cmの筆者が横に並ぶとこんな感じに

クロスバイクタイプのデザインですが、「PAS」シリーズに搭載されている機能や装備が採用されているので乗り心地もバッチリ。自動でパワーをコントロールする「スマートパワーアシスト」や、走行モードが切り替えやすい「スマートクロックスイッチ」、そして内装3段変速など日常生活での数mk圏内の移動に適した装備が「PAS CRAIG」の特徴です。

  • 運転に集中しながら好きなモードにボタン1つで切り替えられるスマートクロックスイッチ

  • 快適な走りをサポートする3 段変速。軽い力でギヤ操作できるグリップシフトを採用

バッテリーは8.9Ahでフル充電にかかる時間は約2.5時間。1充電あたりの走行距離は“オートエコモード プラス”で約70km、“スマートパワーモード”で約40km、“強モード”で約36kmの走行が可能。アシストに加えギアをあわせれば週1回くらいの充電で済みそう。

気になる乗り心地を知るために、平坦な道と坂道を実際に走ってみました。

都会的なデザインに十分すぎる機能 ちょっとした外出のお供に最適

まずは平坦な道から“オートエコモード プラス”で走ってみると、アシストの力はもちろん、700×38Cタイヤを採用しているからか軽い漕ぎ心地。安定感もあり漕ぎ始めからスムーズに走ることができました。

平坦な道であれば、“オートエコモード プラス”か“アシストオフモード”でも良いのではないかというくらい、力を入れることなく優雅に走行できます。

続いては坂道を“オートエコモード プラス”で走ってみると、漕ぎ始めからアシストがかかり穏やかに進み始めます。そこまで勾配のある坂ではなかったので“オートエコモード プラス”で十分なほどパワーを感じました。急な坂道の場合は“強モード”まで選べるので安心できそう。

筆者がデザインや機能以外での推したいポイントはサドル。今までクロスバイクタイプのe-bikeをいくつか試してみましたが、ダントツで柔らかさとフィット力があり、座り心地は抜群。これならちょっと長い距離の移動でもお尻の負担を考えずに済みそうです。

シンプルでスタイリッシュなデザインに、普段使いには十分すぎる性能を備えた「PAS CRAIG」。何気ない自転車移動が、より充実した時間に変わるのではないでしょうか?街乗りや通勤用にオシャレな電動アシスト自転車を探している人はチェックしてみてくださいね。