お正月やゴールデンウイーク、お盆などで実家に帰省するときに、意外と準備が大変だと感じている方も多いのではないでしょうか。季節や行事ごとに持っていくものが変わることもあり、帰省の悩みはつきません。

この記事では、帰省時の持ち物をリストアップして解説します。また、イベント別に必要なものや荷物を少なくするコツなどもあわせて紹介しますので、帰省する際に役立ててください。

帰省の持ち物リスト

  • 帰省に必要な荷物の持ち物リスト

    帰省時には持ち物リストがあると便利です

帰省する際に必要な持ち物から確認していきましょう。

帰省の持ち物リスト【基本】

最初に、帰省に必要な持ち物で基本的なアイテムをご紹介します。

着替えや寝間着
着替えや寝間着などの衣類は、帰省先で必要な荷物の一つです。実家に自分の衣類が多く残っている場合は枚数は少なくてよいかもしれませんが、外出などの目的にあわせた衣類や、家でリラックスできるウェアはあったほうがよいでしょう。

洗面具や化粧品
洗面具や化粧品は、自分の使い慣れたものを持っていくとよいでしょう。あるいは、帰省の機会にもらったまま溜まっていた試供品などを使ってみるのもおすすめです。

メガネやコンタクトレンズ用品
メガネやコンタクトレンズが必要な方は、忘れずに持っていきましょう。これらは、帰省先ですぐに現地調達が難しいものなので、忘れないよう注意してください。

免許証・保険証
免許証や保険証も持っていきましょう。車を運転する予定があれば、免許証は必ず携帯していなければいけません。

保険証は急な病気や怪我で、帰省先で病院にかかる際に必要です。帰省先で急遽病院にかかった場合、保険証がないと医療費をすべて自費で払い、後から保険の差額を請求するので支払いや手続きが大変になってしまいます。

現金
近年では、電子マネー決済などの普及で現金を使う機会は減ってきましたが、現金しか使えないお店もまだあります。また、何かあったときのためにも、手持ちの現金があると安心です。

充電器
現代生活に欠かせないスマートフォンや、デジタルデバイスを充電するための充電器も忘れたくない持ち物です。同じ規格のものがすぐに買えるとは限らないので、なるべく自分のものを持っていきましょう。

カード類
帰省では、食事やお買い物などでお金を使う機会が多々あります。急な出費に備えて、クレジットカードや銀行のキャッシュカードも携帯しておいたほうがよいでしょう。

タオル
タオル類はさまざまな場面で使えます。移動中に何かをこぼしてしまったときなどにも役立つでしょう。そんなに数は必要ではありませんが、一枚は持っていくことをおすすめします。

ビニール袋
移動先でゴミなどが出たときのためにビニール袋を持っておくと便利です。きれいにたたむとかさばりません。

交通機関のチケット
忘れてはいけないものが、新幹線や飛行機など交通機関のチケットです。チケット類がないと乗り物に乗れず予定がずれてしまうので、決して忘れないようにしましょう。

帰省の持ち物リスト【便利グッズ】

ここからは、帰省時にあると便利なアイテムをご紹介します。

ストールや羽織れるもの
ストールや羽織りものは、帰省に持っていくとよいアイテムの一つです。移動中の飛行機や新幹線が肌寒いとき、夜に出かける用事があるときなどに重宝します。特に遠方への帰省には、羽織れるものを一枚は持っていくとよいでしょう。

パソコンやタブレット
パソコンやタブレットといったデジタルデバイスも、帰省時にあると便利です。移動中や帰省先で仕事をする必要がある方は、パソコンは必須。また、タブレット端末にあらかじめ映画などをダウンロードしておけば、移動中の暇つぶしにもなります。荷物に余裕があれば、これらのデジタルデバイスを持っていくことも検討してみましょう。

マスク
感染症対策には欠かせないマスクですが、帰省時にも持っていくことをおすすめします。飛行機や新幹線などの室内では人との距離が近く密になることも多いので、マスクをしておけば安心できますよね。また、乾燥対策にも活用できるので、マスクは数枚用意しておくことをおすすめします。

ウエットティッシュ
ウエットティッシュも、帰省の荷物にあると便利なアイテムの一つです。たとえば移動中に手を拭きたいときや、飲み物などをこぼしてしまったときなどにウエットティッシュがあると助かります。携帯しやすい商品を選んで持っていきましょう。

ネックピロー
ネックピローも帰省の移動時にあると便利なアイテムです。特に移動が長時間に渡る場合は、首や肩が疲れます。そのようなときにネックピローがあれば、快適に過ごせて疲れも軽減できるでしょう。

耳栓やイヤホン
お盆や年末は帰省ラッシュになり、交通機関の乗り物も騒がしくなります。そのようなときは周囲の音を遮断する耳栓や音楽で自分の世界に没入できるイヤホンなどがあると、快適に過ごせるでしょう。

アイマスク
飛行機や新幹線で睡眠を取るときに備えて、アイマスクの持参もおすすめです。アイマスクは周囲の視界をシャットダウンし、睡眠の質が上がります。また、寝顔を人に見られたくない方にとっても重宝できるアイテムです。

エコバッグ
帰省先では買い物をしたり、お土産をもらったりすることがあるため、手荷物が増えがちです。エコバッグがあれば、荷物をまとめられます。単身の帰省なら大きめのものを一つ、家族での帰省なら複数は持っていくことをおすすめします。

綿棒
メイクをする方には化粧道具が欠かせませんが、このなかで忘れたくないものが綿棒です。綿棒は化粧の手直しなどに使う場面が多く、現地で調達するとかさばりやすいアイテム。帰省時に使うことが予想できる本数を自宅から持っていくのがおすすめです。

帰省の持ち物リスト【大学生・子連れ】

  • ケース別帰省の持ち物

    ライフステージごとに帰省の持ち物も変わります

ここからは、ライフステージによって変化する帰省の持ち物を紹介します。

大学生の持ち物

大学生は基本の持ち物にプラスして、個人的に必要なものを持っていけば、帰省の持ち物として充分でしょう。また、大学生であれば長期休暇が長いため、帰省の期間が長くなることもあります。そんなときには、基本の持ち物にも挙げられたノートパソコンを一台持っていくと暇つぶしや勉強に使えます。

パソコンを持参する際には実家のインターネット回線の状態を確認しておきましょう。もし、回線のつながりがよくないようなら、ポケットWi-Fiも持っていくことをおすすめします。ポケットWi-Fiには、短期間のみのレンタルができるサービスもあるので、帰省している間だけの契約もできます。

乳幼児の子連れの持ち物

ここからは、乳幼児がいる場合の帰省に持っていきたいアイテムをご紹介します。

着替え
乳幼児は服を汚しやすいので、着替えは多めに持っていくのがおすすめです。また、空調がききすぎているときのために、体温調節が可能な上着もあるとよいでしょう。

おもちゃやおやつ
移動時などに飽きてしまわないように、おもちゃやおやつを手荷物に入れておきましょう。

母子手帳やお薬手帳
乳幼児は、慣れていない場所などにいると体調が悪くなることもあります。母子手帳やお薬手帳は保険証と一緒に携帯しておきましょう。

体温計
子どもが出先で体調を崩したときのために、体温計を持っていくとすぐに熱が計れます。

おむつやおしりふき
乳幼児と一緒に帰省するなら、おむつやおしりふきは忘れてはいけません。

一方で、おむつやおしりふき、離乳食などは現地調達が可能なアイテムです。おむつや離乳食などは必要最低限な量は用意しておき、足りない分は帰省先で買い足す手もあります。

荷物が多くなりすぎるような場合は、これらのアイテムの現地調達も視野に入れておきましょう。

小学生以上の子連れの持ち物

小学生以上の子どもと一緒の帰省に必要な持ち物は、大人の持ち物とそれほど変わりません。しかし、子どもは日々成長するので、去年まで楽しめていたことが楽しめなくなる可能性もあります。移動時間や帰省先で退屈をしないように、ゲーム機や漫画など暇つぶしができるアイテムを持参してもよいでしょう。

また、万が一迷子になったときに備えて、両親の電話番号を書いたカードなどを持たせておくと安心です。

帰省の持ち物【お盆・年末年始・葬儀】

  • 帰省イベント別の持ち物

    帰省時のイベントごとに必要な持ち物があります

年末年始やお葬式など、帰省と一緒にイベントがある場合の持ち物を紹介します。

お盆の持ち物

お盆の帰省では、親戚がたくさん集まることもあります。簡単に分けられて、なるべく日持ちしそうなお土産を選んで持っていくのがおすすめです。また、手土産以外に簡単なお供えものもあるとよいでしょう。

年末年始の持ち物

年末年始の帰省の持ち物には、お年玉を忘れないよう気をつけましょう。特に、親戚が集まり小さい子どもが多い場合には、ポチ袋にお金を入れて事前に用意しておくとスマートです。また、お正月の帰省には、お菓子などもあると集まった人たちに喜ばれます。

葬儀の持ち物

お葬式のために帰省する場合には、喪服と葬儀に合わせた靴、香典、数珠、ふくさ、白いハンカチなどを持参しましょう。喪服はブラックフォーマルのウェア、靴は革靴や、女性なら光沢のない黒いパンプスを履くのが一般的です。また、香典はふくさに包んで、黒のフォーマルバッグに入れるとよいでしょう。

帰省時の持ち物を減らすコツ

  • 帰省時の持ち物を減らすコツ

    帰省時の持ち物を減らすコツがあります

ここからは、帰省の荷物を減らすコツを3点ご紹介します。

着替えは必要最低限にする

帰省の荷物のなかでも、着替えの衣類はかさばりやすいもののひとつです。なるべく着回しながらコーディネートができるものを選びましょう。また、洗濯を実家ですれば、帰省の日数分の衣類を用意する必要もなくなります。一例として、一週間の帰省を予定しているのなら、持っていく着替えは3~4日分で充分でしょう。

本などかさばるアイテムは減らす

帰省の際に暇つぶしが必要となる場合、本を持っていくことを考えるかもしれません。しかし、書籍は荷物のなかでもかさばり重量もあります。また、外に持ち運ぶと本を傷めてしまう可能性もあります。もしも帰省に本が必要ならば、実家の近くで購入することも視野に入れるとよいでしょう。

スマホやタブレットから閲覧できる電子書籍を利用するのも一つの手です。

雨具は天気予報を見て判断する

帰省時の天候を考慮して、傘やレインコートなどの雨具を持っていくべきか迷う方もいることでしょう。しかし、帰省に雨具を持っていっても実際には使用しないことも多々あります。

近年では、雨具はコンビニなどで気軽に購入できますので、必要になったときにだけ現地調達するのが賢明かもしれません。

帰省時の荷造りの注意点

  • 帰省時の荷造りの注意点

    帰省の荷造りでは気をつけることもあります

帰省の荷物には日数ごとに目安となる量や、それに適したかばんの種類があります。

帰省の移動距離が長い場合は、タイヤのついたスーツーケースがおすすめです。スーツケースの大きさは、1泊で10Lの容量が基準とされています。お土産などを考慮すると、1泊10Lよりも多少大きいスーツケースを選んでおくと安心です。2~3泊であれば30~40Lが目安。

帰省の荷物が多めのときには、移動中に使わないものを先に送ってしまう方法もおすすめです。荷物を先に送る場合はスーツケースに詰めてそのまま宅配便で発送してしまえば、梱包の必要もなく、持ち込み時も楽ができます。

必要な荷物をしっかり選んで帰省しよう

帰省の持ち物には必須アイテムのほかにも、ライフステージやイベントごとに用意すべきものがあります。無駄なく必要な荷物を持っていくには、チェックリストに沿って準備をすると効率的に荷造りが進められます。

そのときに合った持ち物を選んで、家族や友人と過ごす時間を充実させましょう。