15日にスタートするカンテレ・フジテレビ系ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(毎週月曜22:00~)の制作発表会見が7日、都内某所で行われ、杉咲花、若葉竜也、岡山天音、生田絵梨花、千葉雄大、吉瀬美智子、井浦新が登壇。岡山が、生田の印象を語った。

  • 左から岡山天音、生田絵梨花

■岡山天音&生田絵梨花、政略結婚相手役に

主演の杉咲は「すっごく素敵な現場です。皆仲良しですし、現場に行くのが本当に楽しみで。でも、自分を含めたすべての方々が緊張感を持っているように感じて」と、緊張感のある現場であることを明かす。岡山も「緊張するタイプです、めちゃくちゃ。普段ない種類の緊張を味わっている現場という感じがしますね」と共感し、「取り扱ってる内容の濃さというか、ディープな話というのもあると思うんですけど、このキャストの方たちの中でやるという緊張感が大きい気がしますね」と作品のテーマと豪華なキャスト陣に緊張していると語った。

岡山演じる若手医師の綾野楓は、一見、物腰柔らかな好青年だが、その裏で上昇志向が強く、権力者の孫娘である麻衣(生田)との政略結婚を目論み婚約中という役どころ。麻衣にとっても楓は将来有望な綾野は結婚相手として申し分ない存在で、お互い、悪びれることもなく、愛のない政略結婚を推し進めている。岡山は生田の印象を、「今はさらっとしているシーンが多いんですけど、これまでも色んな場所でお仕事をされてきた方なので、色んなフィールドのことをご存知で、お話を聞いていて楽しいです。優しい方です」と語り、司会から「政略結婚という役どころなので、愛が芽生えないように」と指摘されると、思わず照れ笑い。生田は話し合いをしながら丁寧に撮影を進めている現場であることを明かし、「天音さんやプロデューサーさんとランチを食べながら、台本を開いて疑問点を話し合ったり、井浦さんにもアドバイスをもらったりして。鼓舞されながら頑張れています」と語った。

■杉咲花主演『アンメット ある脳外科医の日記』

『モーニング』連載中で、元脳外科医の子鹿ゆずる氏が原作を担当(漫画:大槻閑人)する同名漫画を実写化する今作は“記憶障害の脳外科医”という主人公が、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく医療ヒューマンドラマ。

【編集部MEMO】第1話あらすじ
1年半前、不慮の事故で脳を損傷した脳外科医の川内ミヤビ(杉咲花)は、過去2年間の記憶をすべて失い、新しい記憶も1日限り、寝て起きたら前日の記憶がなくなってしまう記憶障害に。毎朝5時に起きて机の上の日記を読み、失った記憶を覚え直すことから1日が始まる。現在は、関東医科大学病院脳神経外科の教授・大迫紘一(井浦新)の治療を受けながら、記憶をなくす前の研修先だった丘陵セントラル病院に勤務しているが、医療行為は一切行わず、看護助手として働いている。そんなある日、アメリカ帰りの脳外科医・三瓶友治(若葉竜也)が新たに着任し、ミヤビが院内を案内していると、急患が運び込まれてくる。患者は女優の赤嶺レナで、検査の結果、脳梗塞と判明。夫でマネージャーの江本博嗣の同意を得て、すぐさま治療が行われることになり、三瓶はミヤビにも手伝うよう指示するが、看護師長の津幡玲子(吉瀬美智子)がそれを制止。三瓶は、治療後、救急部長の星前宏太(千葉雄大)から、ミヤビが記憶障害であることを聞かされる。治療を受けたレナは目を覚ましたものの、言葉を出すことがほとんどできず、後遺症による失語症と診断。女優として絶望的な状況を目の当たりにしながら、何もできない自分にミヤビは葛藤する。そんなミヤビに、三瓶は記憶障害のことを知った上で、「人手が足りないんだから、できることはやってもらわなきゃ困る」と言い放ち、ミヤビにも医師として診察や診断をさせるよう、院長の藤堂利幸(安井順平)に直談判して……。