都市部の大気汚染対策や電気自動車の普及促進などを目的とした、電気自動車による国際レースシリーズ「フォーミュラE」。その初の日本戦となる「2024 TOKYO E-PRIX」(2023/2024 ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン10 第5戦)が2024年3月30日、有明のビッグサイト コンベンション センター周辺で開催された。これに伴い、タグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラEチームが、日本戦のためにデザインされた特別カラーのマシン「ポルシェ99X エレクトリック Gen3」を公開した。

  • ポルシェ99X エレクトリック Gen3

東京を走る「ポルシェ99X エレクトリック Gen3」は、なんとピンク!

タグ・ホイヤーとポルシェジャパンは、ブランドの愛好家や関係者を招いたパーティー「Formula E 2024 Activation VIP EVENT」を東京都内で開催。冒頭でポルシェジャパン 代表取締役社長のフィリップ・フォン・ヴィッツェンドルフ氏と、タグ・ホイヤーのジェネラルマネージャーを務めるニコラ・セナー氏が登壇、スピーチを行った。

  • 会場となった倉庫の壁にはタグ・ホイヤーとポルシェのロゴが!

  • ポルシェジャパン 代表取締役社長のフィリップ・フォン・ヴィッツェンドルフ氏(左)、タグ・ホイヤー ジェネラルマネージャーのニコラ・セナー氏(右)

フォーミュラEのレースが東京で開催されることについて、フィリップ・フォン・ヴィッツェンドルフ氏は以下のように語った。

「モータースポーツの新たな歴史を刻む舞台として、東京ほどふさわしい場所はありません。イノベーションと未来的なテクノロジーが生まれる街であると同時に、モータースポーツファンの方々がたくさんいるからです」(ヴィッツェンドルフ氏)

また、ポルシェとタグ・ホイヤーは、モータースポーツをDNAに宿しているという共通点にも触れる。

「両社はともに70年以上、タイムの限界に挑戦する歴史を歩んできました。その精神は、今や伝説のポルシェ917から大きな話題となったターボエンジンを経て、フォーミュラEのマシンへと受け継がれています。このイノベーションと伝統と伝統を引っ提げ、今回の東京で、そしてこれからも人々に驚きを与え続けます」(ヴィッツェンドルフ氏)

続いてマイクを引き取ったのはニコラ・セナー氏。

「タグ・ホイヤーは2011年からポルシェと多くのコラボレーションを行ってきました。今回のフォーミュラEへの参加は、両社のイノベーションと限界を越えようとする挑戦の証明でもあります」(セナー氏)

そしてスマートウオッチ「タグ・ホイヤーコネクテッド」に新しく追加されたウオッチフェイスを紹介した。このウオッチフェイスは、タグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラE レーシングチームの「2024 TOKYO E-PRIX」参戦を記念して追加されたもの。特別カラーリングの「ポルシェ99X エレクトリック Gen3」をモチーフとしたデザインだ。

  • タグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラE レーシングチームの「2024 TOKYO E-PRIX」参戦を記念したウオッチフェイス

  • 「ポルシェ99X エレクトリック Gen3」のカラーとメーター類がイメージソースだ

  • レザーストラップモデルにも意外に似合う!

2024年3月28日以降、「タグ・ホイヤーコネクテッド」専用アプリを更新することで使用できるようになる。なお、タグ・ホイヤーの会場スタッフに聞いたところ、このウオッチフェイスは期間限定ではなく、これから購入するユーザーでも長く使えるようになる予定とのこと。

では、このウオッチフェイスの元となった実車のディテールをじっくりとご覧あれ。

【動画】東京の有明を駆けたマシン「ポルシェ99X エレクトリック Gen3」

  • 同じデザインを身にまとったポルシェのEV(電気自動車)の新型Taycan(タイカン)も展示

  • タグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラEチームのドライバーである、パスカル・ウェーレイン選手とアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ選手も登場。レースへの意気込みを語った。レースの結果はウェーレイン選手が第5位、コスタ選手が第4位と、残念ながら表彰台を逃してしまったが、優勝候補の一角に数えられるタグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラEチームの今後に注目