劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』(4月12日公開)の函館“みちしるべ”イベントが北海道・函館で行われ、大泉洋、山口勝平が登場した。

  • 左から大泉洋、江戸川コナン、山口勝平

同作は、劇場版『名探偵コナン』シリーズの第27弾。今作の舞台は北海道・函館。とある財閥の収蔵庫に、“月下の奇術師”の異名を持つ怪盗キッドから新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀を狙うという予告状が届く。犯行予告当日、函館で開催される剣道大会のために現地を訪れていた西の名探偵・服部平次とコナンが、キッドの変装を見破り追い詰めるも、そこに刀に関係する殺人事件やキッドの命を狙う謎の剣士の影が迫り、恋も事件も波乱の展開が待っていること間違いなしの天下分け目のお宝争奪バトルミステリーが開幕する。

■劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)

劇場版の舞台となった北海道・函館で、ゲスト声優の大泉と、メインキャラクターの1人・怪盗キッドを演じる声優・山口が登場し、劇中にも登場する北海道・函館の名所を巡った。

まず2人が訪れたのは、日本初の西洋式城郭としても有名な五稜郭タワー。エントランスでは本作の主人公・江戸川コナンが2人を待っており、指さした先には、入り口に3枚掲げられた怪盗キッドからの予告状が。「五稜郭タワーの皆さん ショーの準備は整いました 4.12より皆様のハートを頂きに参上します 怪盗キッド」と書かれたお馴染みのキッドの予告状を見た大泉は、思わず横にいた山口に「え! ちょっと生で聞きたいな……。読んでみてくれませんか?」とおねだりする。少し照れた様子を見せながら山口が怪盗キッドの声色で予告状を読み上げると、大泉とまわりのギャラリーから大きな拍手が。大泉も「カッコいい! やっぱり横でキッドの声が聴けるって、テンション上がりますね!」と大盛り上がりで、五稜郭を見下ろせるガラス張りの展望台へ向かう。

頭上から見下ろすとキレイな星形に見える五稜郭に感動しつつ、何度か五稜郭タワーを訪れたことのある大泉が、「改めて見ると本当に映画はそのままですね。映画だと桜がたくさん咲いているから、その時期にもう1回来たい」、五稜郭をはじめて訪れた山口は新選組好きということもあり「来るのは初めてですが、ロマンを感じます」と話す。大泉が五稜郭の説明をする形で会話が尽きない様子を見せた。

次に訪れた金森赤レンガ倉庫街では、赤レンガの壁めいいっぱいに掲げられたキッドの予告状を見るや、その大きさに「デカい!」と驚きを隠せない様子の大泉と山口。後に行われたトークショーでは、この広告について「相当な業者を呼ばないとあんな巨大看板はできないはず。この広告は今後函館だけじゃなく、日本中をジャックするらしいけど、一体どういう契約でやってんのか……あの大きさってことは真夜中に作業してんの?」と、大泉節のぼやきも織り交ぜつつ、怪盗キッドの予告状の展開に興味津々な様子だった。

最後に向かったのは“100万ドルの夜景”と呼ばれる景色が山頂から見られる函館山。大泉と山口は、まず、函館山内にあるクレモナホールにて、タイトルにかけて集めた約100人のお客様の前でトークイベントを実施した。MCの呼び込みでキャストが呼ばれ、登場した大泉が「北海道が産んだ大スター、ご存じ・大泉洋でございます!」と挨拶すると、会場からは大きな拍手と歓声が起こる。

函館を訪れるのが、2回目だという山口と函館の魅力トークを進める中で、今日巡った3か所について聞かれた大泉は「行く箇所箇所で、なにやら怪しげな……怪盗キッドの予告状というものが出ておりまして。あんなに貼って怒られないのかなと思いつつ、函館中でコナンが盛り上がっている感じが伝わってきて嬉しかったですね! しかも今日は、隣にいた本物の怪盗キッド(山口勝平)に声でアテレコまでしてもらって……感動しました」と、嬉しさを滲ませた。

その後も「僕が北海道でどこかをオススメするとしたら函館! 観るべきポイントがたくさんあるし、食べ物もおいしい。魅力にあふれている街ですが、今回の映画はそんな函館の街がとても精巧に描かれている。地元の人だったら絶対知っている景色でコナンくんたちが縦横無尽に暴れ回ります。僕は函館への愛が強すぎるがゆえに、思わず「なに函館をこんなめちゃくちゃにしてくれてんの!?」と思うシーンがあったりもしましたが(笑)、そこも含めてすごく楽しめる要素がたくさんあります」と函館愛と映画の魅力を同時にアピールし、最後のトークを締めくくった。

最後には、“100万ドルの夜景”が見られる展望台へのぼり、夕焼けから夜景に代わる“マジックアワー”の瞬間を切り取るようなフォトセッションを行った。

(C)2024 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会