女優の橋本環奈が主演を務めるテレビ朝日開局65周年記念ドラマプレミアム『万博の太陽』がきょう24日(21:00~)に放送される。
■「大阪万博」を描くドラマプレミアム
1970(昭和45)年、空前絶後の熱気を巻き起こした国民的イベント、日本万国博覧会(大阪万博 EXPO'70)。『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日)などの大ヒットドラマを手がけ、2025年度前期のNHK連続テレビ小説『あんぱん』の執筆も発表されている中園ミホ氏と主演・橋本環奈がタッグを組む今作は、その一大祭典を、「世界中の人たちとつながりたい!」という思いを胸に万博で働くことを夢見たヒロインの青春と、その家族の物語を心温まるタッチで描き上げるヒューマン・ホームドラマ。
■『万博の太陽』場面写真公開
今作の舞台は、戦後復興を成し遂げ、高度経済成長期の真っ只中にあった昭和40年代。主人公・朝野今日子(橋本)は“世界とつながる場所”である大阪万博への憧れを募らせ、ひと目でいいから会場を見てみたいと、大阪で家電メーカーの下請け工場を営む伯父・万田昭太朗(唐沢寿明)のもとへ。万田家は昭太朗のもと、妻・和世(江口のりこ)、女子大生の娘・千夏(飯豊まりえ)、小学生の息子・博士(番家天嵩)の4人暮らしで、今日子は工場を手伝いながら居候生活をスタートする。“昭和の頑固オヤジ”である昭太朗は“女性の幸せ=結婚”と固く信じており、今日子は千夏が夢をあきらめ、“建築家の卵”であるエリート青年・倉本鉄平(木戸大聖)と見合いするのを目の当たりに……。そんな中、千夏が大学教授から大阪万博のパビリオンで働くコンパニオンに推薦されるが、昭太朗は「女性は世界のことなんて知らなくていい」と頭ごなしに反対。納得いかない今日子は「どうして勝手に千夏の生き方を決めるのか」と伯父である昭太朗に猛反発して2人は大ゲンカ。その矢先、今日子もまた、万博で世界中の人々と交流するという夢に向かって動きだす。
今夜のオンエアを前に、従姉妹同士である今日子と千夏がびしょ濡れになっている場面写真が公開された。当時、自動で身体を洗ってくれる夢の装置として大きな話題となった人間洗濯機をとなりに、今日子と千夏がなぜかずぶ濡れになっている。よく見ると、お互いに水をかけあって大ハシャギしているようだが、姉妹のように仲良く暮らす今日子と千夏がなぜこんなことになったのか。また、今日子と昭太朗の緊迫の衝突シーンの写真も。カッとなるとブレーキがきかなくなる今日子と昭太朗、この夜は千夏の“ある決意”を聞いた昭太朗が大激怒。昭太朗のあまりの頑固さに今日子の怒りも爆発し、万田家は大騒ぎとなって……!? そのほか、鉄平が倒れてしまうという緊急事態を切り取った場面写真、万博開催に向けて胸を高鳴らせる今日子と千夏の仲良し2ショットや、万博会場で今日子が海外からの来場者を案内する姿なども公開された。
【編集部MEMO】『万博の太陽』あらすじ
1968年、東京の下町で育った朝野今日子(橋本環奈)は高校卒業後、家業の畳店を手伝っていた。早世した父・次郎(野間口徹)にかわって畳店を切り盛りする母・陽子(堀内敬子)のために少しでもいい結婚をして安心させてあげたいと思ってはいるものの、好奇心旺盛で猪突猛進な性格が災いして断られてばかり。今日子の最近の頭の中は再来年、大阪で開催される万国博覧会のことでいっぱい。東京オリンピック(1964年)に感動した日々を忘れられず、大阪万博への期待に胸を高鳴らせていたのだ。その日も見合いの席で「私の夢は万国博覧会で世界中の人たちとつながることです!」と熱弁をふるって惨敗してしまう。しょんぼりする今日子のもとに舞い込んだのは、大阪行きの話だった。陽子の兄、つまり今日子の伯父・万田昭太朗(唐沢寿明)の工場が人手不足で困っているというのだ。しかも、工場は万博会場のすぐ近く。今日子は建設中の万博会場を見てみたい一心で、大阪に旅立つ。
今日子が暮らすことになった万田家は地元の大手電機メーカーの下請け工場を営んでおり、昭太朗の妻・和世(江口のりこ)と、従妹にあたる女子大生の千夏(飯豊まりえ)、小学生の博士(番家天嵩)の4人暮らしだった。千夏は地元の女子大学で学んでいたが、女性の幸せは早く結婚して子どもを生むことだと信じる昭太朗は娘のために取引先の重役に頼み込んで見合い話を持ち帰ってくる。相手は、世界的建築家の設計事務所に勤める倉本鉄平(木戸大聖)だった。エリートだが、まったく気取ったところのない鉄平に、千夏は好感を抱いた様子。
そんなとき、千夏は大学の教授から万博のパビリオンで働くコンパニオンに推薦される。しかし、頭の固い昭太朗はもちろん大反対。「女は世界なんか知らなくていい。早く結婚して子どもを生め」と頭ごなしに否定する昭太朗に、今日子は「なんで伯父さんが千夏の生き方を決めるの!?」と爆発。文句があるなら出ていけと怒鳴られてしまう。やがて東京に戻ることを決意した今日子。すると、千夏がどうせ帰るなら記念に挑戦してみようと、コンパニオンの応募書類をもらってくる。しかし、コンパニオンは関西の女子大生を中心に推薦で決まってしまうことが多く、今日子にとっては夢のまた夢で……。