セガは3月17日、同社本社(東京都品川区)でセガ公式大会「太陽生命 ぷよぷよグランプリ 2024 ファイナル」を開催。マッキー選手が王者に輝いた。

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    「ぷよぷよ」プロデューサーの細山田水紀氏から「太陽生命 ぷよぷよグランプリ 2024 ファイナル」優勝パネルを受け取るマッキー選手

「ぷよぷよグランプリ 2024 ファイナル」とは

「ぷよぷよ」シリーズは、発売から30年以上愛される、国民的落ち物アクションパズルゲーム。2018年3月にはJeSU(日本eスポーツ連合)公認タイトルとなり、プロ選手も誕生。eスポーツシーンでも盛り上がりを見せ、現在、多数の競技大会が実施されている。

今回の大会は、本年度開催されたぷよぷよの各大会で優秀な成績を収めた全16名の招待選手によるプロ・アマチュア混合の賞金大会。

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    会場内には『ぷよぷよテトリス2』や最新作Apple Arcade『ぷよぷよパズルポップ』(4月4日配信開始)の体験コーナーも用意された

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    ぷよぷよグッズの展示も

午前中から開催された予選リーグでは出場選手16名を4グループに分け、グループごとにリーグ戦を実施。勝利数の多い順に順位が決まり、各グループ1位の選手が決勝戦に進出した。セミファイナルに進出したのはmomoken選手、ともくん選手、マッキー選手、Shiyota選手の4名。トーナメント戦で行われたセミファイナルは10本先取した方が勝ちとなり、それぞれともくん選手、マッキー選手がグランドファイナル(決勝)に進出した。実況・解説はALF氏と飛車ちゅう氏。

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    トーナメント形式で対戦が行われた

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    実況・解説はALF氏と飛車ちゅう氏

グランドファイナルは観客も白熱

会場内にはぎっしりと観覧客が入り、勝負の行方を見守った。その年齢層は幅広く小さな子どもの姿も。点が入る度にスティックバルーンで声援を送り、大会を盛り上げた。

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    得点するたびにスティックバルーンで大きな歓声が!

グランドファイナルでは20本先取した方が優勝となる。序盤、マッキー選手が若干優勢に見えた。しかしやはりここまで勝ち進んできた2人とあって徐々にともくん選手も追い上げ、一時はともくん選手7点体マッキー選手8点となるなど互角の戦いに。

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    マッキー選手

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    ともくん選手

一進一退の攻防が続いたが、マッキー選手が20-15で優勝を勝ち取った。

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    グランドファイナルの様子

2月に開催された「ぷよぷよグランプリ 2024 2nd」では、ともくん選手に敗れ惜しくも準優勝となったこともあり、優勝が決定した瞬間は涙をこらえるような表情を見せたマッキー選手。

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    「太陽生命 ぷよぷよグランプリ 2024 ファイナル」優勝者はマッキー選手

優勝したマッキー選手は表彰式で「ずっと今日のために頑張っていたので嬉しいです。でもどの出場選手もみんな本当に仕上がってたし強かったので全部の試合がつらかったです」と苦労をにじませた。優勝賞金100万円の使い道について聞かれると、「親に何かプレゼントできればなと思っています」と笑顔を見せた。

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    優勝賞金の使い道は「親になにかプレゼントしたい」

大会の総括としてALF氏は「今日の『太陽生命 ぷよぷよグランプリ 2024 ファイナル』は、間違いなく過去最高峰レベルの戦いだったと思います。こういった大会がこれからも末長く続いていくこと願っています」とコメント。飛車ちゅう氏は「優勝したマッキー選手もすごかったのですが、今回の大会はプロ選手10名に対してプロでない選手が6名で、そのうち5名は若い方でした。その5名の若い方々もプロの選手にちゃんと立ち向かえる実力があったことに驚きました。今後も若い選手の活躍に期待したいです」と話し、今後の大会にも期待を寄せた。

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    ALF氏、飛車ちゅう氏、細山田水紀氏

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    表彰式の様子