ひとり芸No.1決定戦『明治プロビオヨーグルトR-1presents R-1グランプリ2024』が9日にカンテレ・フジテレビ系で放送され、街裏ぴんくがチャンピオンに輝いた。このほど優勝会見が行われ、街裏ぴんくが今大会の審査員の一人、ハリウッドザコシショウについて語った。

  • 街裏ぴんく

■街裏ぴんく、ハリウッドザコシショウとのオンエア内のやりとりについて語る

街裏ぴんくは、漫才師を3年経験したあと、ピン芸人になり17年が経つ。20年という芸歴について「やめずにやってきてよかったです。早くに売れている人からしたら、20年も売れずに続けてるんやって思う人もいるかもしれないけど、自分なりにやれることをやってきました。お笑いが、漫談が本当に好きなので、ずっとこだわってやってきたんです。長いことかかりましたね」とここまでの道を振り返った。ここまで続けてきたことについて、「ハリウッドザコシショウさんが“続けるのもセンス”と言っていて。僕には続けられるだろうか、センスがあるのだろうかと思っていたのですが、やめないセンスがあったのかもしれないです」と自負し、「本当にいつ願いが叶うか分からないです。夢見てるみたいです」と心境を打ち明けた。

ハリウッドザコシショウには「とにかくずっとお世話になっている」といい、オンエアでも「カバやもんな!」「誰がカバやねん!」という息のあったやりとりができたことについて「震えました」と顔をほころばせる。「僕はいじられたいタイプなのですが、そのためには自分で頑張らないといけなくて。なかなかいじってもらえない中、シショウはルッキズムの時代なのに、いろんなことを言っていじってくれるんです。いじられて、『誰がやねん!』って言うのは性に合っている」と、いじってくれる先輩への感謝を告げ、ファイナルステージで、吉住2票、街裏ぴんく2票、そして最後にハリウッドザコシショウの1票が街裏ぴんくに入り、優勝が決まった際には「震えるくらいうれしかったです。師匠、ありがとうございます。きっと、褒めるというよりは『ここからやな』と言ってくれる気がしているので、頑張りたいです」と意気込んだ。

■『明治プロビオヨーグルトR-1presents R-1グランプリ2024』

エントリー資格を変更し、芸歴制限を撤廃した今大会には、過去最多の5457人がエントリー。ファーストステージは、1位がルシファー吉岡(475点)、2位が街裏ぴんく(471点)、3位が吉住(470点)という結果で3人がファイナルステージへ。以下、同率4位がどくさいスイッチ企画、真輝志(458点)6位がサツマカワRPG(457点)、7位が寺田寛明(455点)、8位がkento fukaya(452点)、9位がトンツカタンお抹茶(448点)となった。ファイナルステージでは陣内智則・バカリズムが吉住、ハリウッドザコシショウ・野田クリスタル・小籔千豊が街裏ぴんくに投票し、3票を獲得した街裏ぴんくがチャンピオンに輝いた。