映画『ゴールド・ボーイ』(公開中)の公開記念舞台挨拶が9日に都内で行われ、岡田将生、黒木華、羽村仁成、星乃あんな、前出燿志、松井玲奈、金子修介監督が登壇した。
同作は、中国のベストセラー作家・紫金陳(ズー・ジェンチン)の小説「坏小孩(The Gone Child)」の実写化作で、殺人犯と少年たちの心理戦を描く。2020年に動画サイト・iQIYI(アイチーイー)の人気サスペンス・シリーズ「迷霧劇場」の海外戦略作品としてドラマ化され、現在までに総再生回数20億回越えを記録するなど、中国では社会的大ヒットを記録している。平成『ガメラ』3部作、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』、『デスノート』など国内外でのヒット作を生み出す金子修介監督がメガホンを取り、主演を岡田将生が務めるほか、羽村仁成、星乃あんな、前出燿志、黒木華、松井玲奈、北村一輝、江口洋介が出演する。
■岡田将生、殺人犯役を好演 撮影現場では「“悪悪”な岡田が全開」
今作で殺人犯・東昇を演じた岡田は「サイコパス味のある“悪悪”な岡田が全開に出ているので、(ロケ地の)沖縄にいるときは基本的に“悪悪”な感じでいました(笑)。また新しい一面を見せられたんじゃないかな」と笑顔で振り返る。
役作りのために羽村たち子どもキャストとは距離を取っていたそうで「現場では東として子どもたちと接していて。でも最後に僕がアレしてアレになっちゃったから……(笑) うまく言えないんですけど、アレだったから……」とネタバレを気にするあまり「アレ」を連発。「上映後だからネタバレしてもいいけど、マスコミの方もいらっしゃるからあんまりネタバレしちゃいけないから“アレ”なんです(笑)。不適切で申し訳ないけど……」と各方面に気を配っていた。
また、今作は香港国際映画祭に出品されることも決定。岡田は金子監督とともに参加するそうで、「映画祭に行くと本当に映画が大好きな方々が集まっていて、刺激をもらえますし、すごく華やかな空間なので監督と一緒に行かせてもらうことは本当に光栄」とコメントし、「オフショットをいっぱい撮ろうと思います!」とファンの期待をあおった。