映画『52ヘルツのクジラたち』(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶が7日に都内で行われ、杉咲花、志尊淳、成島出監督が登壇した。

  • (左から)志尊淳、杉咲花、成島出監督

同作は、2021年の本屋大賞を受賞し80万部を売り上げるベストセラー小説の実写化作。ある傷を抱え、東京から海辺の街の一軒家に移り住んできた貴瑚(杉咲花)。虐待され「ムシ」と呼ばれる少年(桑名桃李)との出会いが呼び覚ましたのは、貴瑚の声なきSOSを聴き救い出してくれた、今はもう会えない安吾(志尊淳)との日々だった。

■杉咲花、映画『52ヘルツのクジラたち』大ヒット御礼舞台挨拶に登場

今回の舞台挨拶では、一般客から募集した質問に登壇陣が回答。「貴瑚(杉咲)が桑名演じる少年の髪を切るシーンは実際に切っているんですか?」という質問が寄せられる。撮影では桑名の自毛を切ったそうで、杉咲は「桃李くん本人がヘアドネーションをしたくて髪を伸ばしてたとお聞きしていて、大切に大切に伸ばしてきた髪だということを知っているからこそ、1回きりなので本当に緊張しました。1発撮りでした」と明かす。

ウィッグを使って練習をしていたという杉咲だが「やっぱり実際の髪の毛とは毛質が全く違うので、“こんな切れ味なんだ”とちょっと感動しました。カットがかかった後には、小野花梨ちゃんや監督も切って、桃李も自分で切ったりしてとっても印象に残っています」と振り返っていた。