旧車の祭典「Nostalgic 2days」(ノスタルジック2デイズ、2月17日~2月18日にパシフィコ横浜で開催)の会場で上品な藤色をまとったピカピカのいすゞ自動車「117クーペ」を発見した。旧車のイベントで117クーペに遭遇することはよくあるが、このボディカラーにお目にかかったのは今回が初めてだったので、担当者に話を聞いてみた。

  • いすゞ「117クーペ」

    美しい…紫色の「117クーペ」に出会った

ドーンラベンダーというらしい

117クーペは1968年に登場したいすゞの乗用車。ファストバックの流麗なデザインは著名なデザイナーであるジョルジェット・ジウジアーロの手による。写真の個体を展示していたISUZU SPORTS(イスズスポーツ)の担当者によれば、旧車ブームの影響もあり、デザインにひかれた若い顧客が117クーペを買いに来るケースが増えているそうだ。いかにも旧車らしいクラシカルな見た目の割には手の届きやすい価格も、若いユーザーを引き付ける魅力のひとつとなっているらしい。

  • いすゞ「117クーペ」
  • いすゞ「117クーペ」
  • いすゞ「117クーペ」
  • 若者にも人気な「117クーペ」。ネットで中古車の価格を調べてみると、200~300万円台の個体がけっこう出てくる

展示車両は1974年式、型式「PA95」、グレード「1800XE」。エンジンは1.8L、最高出力は140PSだ。この色は「ドーンラベンダー」という純正色で、きれいに塗りなおし(オールペインティング)を行ったのだという。この個体はすでに買い手がついているとのこと。エンジンのフルオーバーホールなどを行ったとのことで、さすがに現役感がスゴイ。

  • いすゞ「117クーペ」
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