女優の奈緒ととんねるずの木梨憲武とW主演を務めるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『春になったら』(毎週月曜22:00~)第2話がきょう22日に放送される。

  • 左から奈緒、木梨憲武=カンテレ提供

■奈緒×木梨憲武W主演ドラマ『春になったら』

今作は、『HERO』(フジテレビ系)、連続テレビ小説『まんぷく』(NHK)、大河ドラマ『龍馬伝』(NHK)など、数々のヒット作を世に送り出した福田靖氏によるオリジナル作品で、笑って泣けるハートフル・ホームドラマ。“3カ月後に結婚する娘”椎名瞳(奈緒)と“3カ月後にこの世を去る父”椎名雅彦(木梨)が、「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していく3カ月間を描く。

■雅彦の希望で伊豆へ…その表情が意味するものとは

今夜放送の第2話では、雅彦が作成した“死ぬまでにやりたいことリスト”の1つである“伊豆に行く”を決行するべく、瞳と雅彦は伊豆へ向かう。海外でも遠いところでもなく伊豆を選んだ雅彦は、どうしても瞳に伝えておきたいことがあった。透き通るような海辺で、これまで話していなかった出来事や自分の思いを正直に語り合う2人。物語の後半、「分かってくれよ、瞳」「お前の父親でいたい」と訴える雅彦の言葉の数々に注目だ。

このたび、伊豆のシーンで、カメラを持ちながら歩く瞳が撮影した雅彦の写真を公開。ドラマ本編内では登場しないこの写真は、「実際に瞳が撮影するとしたら」と想定して、奈緒が撮影。娘に向けるあたたかな笑顔と、時折見せる悲しげな父親の表情を垣間見ることができる。この表情は何を意味しているのか。

■木梨憲武 コメント

クランクインから約1カ月半、連日の撮影ですが、いま現場が本当に楽しいです。現場では、予期せぬことも含め本当にいろいろなことが起きるので、役者の面白さを久しぶりにこの年代で味わっています。

『春になったら』の台本を読んでいると、「俺だったらどんな選択をするかな」「娘が結婚するって急に言ったらどうしようかな」と、自分も読みながら考えさせられます。監督やプロデューサーらスタッフたちとも、「私だったらこうする」とかたくさん意見を言いながら、チームみんなで作り上げている感じなので、視聴者の皆さんにも、自分だったらどうするかを考えながら、見てもらえたらうれしいなと思います。

【編集部MEMO】第2話あらすじ
瞳(奈緒)の婚約者・一馬(濱田岳)のお笑いライブを一人で偵察に行った雅彦(木梨憲武)は、一馬がバツイチの子持ちだと知り、大激怒。その場に居合わせた瞳と、人目もはばからず激しい言い争いを繰り広げる。まともに話も聞かないまま一馬を全否定した雅彦に怒りが爆発した瞳は、病気の雅彦のことなど構わず、一度はキャンセルした結婚式をやはり決行すると息巻くが、一方で、雅彦に祝福されて結婚したいという思いは捨てきれない。そんな中、徐々に体に異変を感じ始めた雅彦は、瞳の“結婚までにやりたいことリスト”にならい、自らも“死ぬまでにやりたいことリスト”を作る。そこには、これまでの人生でやり残したことや、過去と向き合おうとする雅彦の最後の願いが詰まっていた。それを見た瞳は、自分という家族がいながら、なぜ雅彦がこうも簡単に死を受け入れるのか、ますます分からなくなってしまう。そこで、主治医である緩和ケア医の阿波野弘(光石研)を訪ね、雅彦の本当の気持ちを聞き出そうとするが……。さらに、雅彦に1日でも長く生きてほしいと願う瞳は、雅彦が生きることに理由を見出し、治療を受ける気になるよう、ある作戦を考える。