• ステージに立つ星愛美さん (C)フジテレビ

前編では、『ザ・ノンフィクション』の放送を見て愛美さんのことを知り、ストリッパーになった女性が登場。「あまりにうれしかったので、ナレーションをよく聞いたら分かると思うのですが、『彼女は“この番組で”愛美さんを知り――』って、ドヤ感がちょっと出ちゃってます(笑)。ちょっとやり過ぎちゃったかなと思ったんですけど、ディレクターさんもプロデューサーさんもOKだったので、みんな同じ気持ちだったんだと思って(笑)」と、喜びが語りに漏れてしまったようだ。

このシリーズを通して、愛美さんには女性ファンがさらに増えたそうで、「やっぱりプロの人たちが作る映像の力というのは、本当に大きなものなんだと思いました」と実感。その上で、「愛美さんに“弟子入り”した彼女はまだ練習がつらそうでしたが、すごく輝いていたので、もちろんストリッパーとして花開いてほしい気持ちもありつつ、人生がより充実したものになればいいなと祈っています」とメッセージを送った。

自分の中のキャパシティを増やしていく作業

『ザ・ノンフィクション』の2024年最初の放送ということで、今年の抱負を聞くと、「抵抗しない」というテーマを掲げた本仮屋。

「今までは抗うこと、拮抗することでエネルギーを生み出すというやり方をすることが多かったんです。例えば、つらいことがあったら“何クソ!”とそれをバネにして表現するとか、モチベーションに変えてきた。でも、自分自身を信じて、来たものに気持ちを委ねることで、拮抗しないでストレスをかけない分、余ったエネルギーを想像する力、クリエイティブに使うという方向にしていきたいと思って。ナレーションの場合で言ったら、どんな音を出しても皆さんに聴いてもらえるような表現ができるように。2023年は、抗うことをどうにかやめる練習をしてきたので、2024年はそれが自然にできるようになれるんじゃないかと思っています」

それは、「自分の中のキャパシティを増やしていく作業」でもあるともいい、「愛美さんにまさしく人生の懐をグーッと広げる“進化”や“真価”を見せていただいたので、私もそういう大きな人間になれるようにチャレンジする年にしたいです」と力を込めた。

  • 本仮屋ユイカ

●本仮屋ユイカ
1987年生まれ、東京都出身。99年『わくわくサイエンス』(NHK)で芸能界デビュー。01年のドラマ『3年B組金八先生』(TBS)などの演技で注目を集め、05年NHK連続テレビ小説『ファイト』のヒロインに選ばれる。映画・ドラマのほか、『王様のブランチ』(TBS)で情報バラエティのMCも担当した。近年の出演作は『私の夫は冷蔵庫に眠っている』(テレビ東京)、『愛しい嘘~優しい闇~』『バツイチ2人は未定な関係~『ふつう』、やめます!編』『今日からヒットマン』(テレビ朝日)など。21年から「ゆいか」名義で歌手活動をスタート、現在は『地方創生プログラム ONE-J』(TBSラジオ)のパーソナリティも務める。