JR東日本長野支社は、2024年3月16日に実施するダイヤ改正で、小海線中込~小諸間において日中時間帯の発車時刻を統一すると発表した。ダイヤ改正に合わせ、同区間の各駅ですべてのドアから乗降可能(ワンマン列車も含む)とすることも発表された。

  • 小諸線の普通列車に使用されるハイブリッド車両キハE200形

小海線は小淵沢~小諸間を結び、「八ヶ岳高原線」の愛称を持つ路線。JR線で最も標高の高い野辺山駅や、清里~野辺山間にあるJR鉄道最高地点(標高1,375m)などで知られる。普通列車はキハ110系やハイブリッド車両キハE200形を使用して運転。中込~小諸間は佐久市・小諸市の通勤通学の足としても利用され、小海線の中でも運転本数の多い区間となっている。

日中時間帯の中込~小諸間は毎時1本程度の普通列車を設定しているものの、発車時刻はパターン化されていなかった。来年3月のダイヤ改正で、普通列車の時刻を変更するとともに発車時刻をパターン化し、下り列車は10~14時台の毎時50分に中込駅を発車、上りは10~15時台の毎時0分に小諸駅を発車することで、覚えやすく利用しやすいダイヤとする。

北陸新幹線と接続する佐久平駅をはじめ、中込~小諸間の途中駅についても日中時間帯の発車時刻を統一するとのこと。あわせて同区間の各駅ですべてのドアから乗降可能(ワンマン列車も含む)とし、スムーズに乗降りできるようにする。

なお、夜間に運転される現行の中込駅20時54分発・小諸駅21時22分着の下り普通列車、小諸駅20時13分発・小海駅21時14分着の上り普通列車はダイヤ改正に合わせ、運転を取りやめる。